マッサン 37-39話

「マッサン」37-39話


マッサンとエリーは、家主の野々村のところに家賃を待ってもらうことを頼みに行く。すると、野々村家の子供は、エリーが教会で歌を教えていた相手の子供だった。野々村は、子供たちにエリーが英語を教える条件で家賃を待ってくれる。

キャサリンがしていたうわさでは、野々村家の妻は、後妻で、野々村家の元女中だった。妹は義母と仲良くしているが、姉はそれができないという。

アルファベットを教えるのに、歌を歌うエリー。姉の幸子は暗い顔をしている。ピアノを聞くと、死んだ母親の事を思い出すらしい。エリーは、義母に、「自分の家で教えさせてほしい」と頼む。義母は、夫の野々村から、「このまま幸子とそりが合わないようなら別れよう」と言われているのだ。

エリーは自分の家族の写真をみせて、幸子と家族の話をする。幸子はエリーに心を開いていく。幸子は死んだ母との思い出を大事にしているのだ。

エリーは自分と死んだ父とのことを思い出す。エリーは病気になった父親の看病を懸命にしていた。

教会で子供に歌を教えているエリーのところに、鴨居商店の番頭がやってきた。鴨居の大将が、スコットランドの商社員に会うので、通訳をしてほしいという。鴨居の大将は、ウイスキースコットランドから輸入するのではなく、自分の会社でウイスキー製造を始めたいのだという。ウイスキー製造を教えてくれる技術者をスコットランドから呼びたいという。

エリーはマッサンに、鴨居の大将に、雇ってくれるように頼めと強く勧めるが、マッサンはなかなか言うことを聞かない。大将の世話にはならないのだという。

エリーは、大将になぜウイスキーを作りたいのかと尋ねる。人生は冒険旅行だと答える大将。エリーは自分の父が同じことを言っていたのを思い出す。

マッサンは、パンを焼いて、ウイスキー製造の資金を作ることを思いつき、レンガで窯を作り出す。そこに幸子が泣きながら訪ねてきて、妹も後を追いかけてくる。妹の後には義母もついてきていた。

義母は、夫の野々村に離縁を言い渡されたという。幸子は、義母の離縁が自分のせいだと思って落ち込んでいた。迎えに来た野々村に、後妻と幸子の関係の話をする。野々村は、そんな事情は知っていたが、引き返すなら今しかないと言い張る。結局、幸子はエリーのところに泊まっていくことになる。

エリーは幸子に、後妻のバースデーパーティーをエリーの家でしようと言いだす。


今週、最初は話がダルいと思っていたが、そんなことはなかった。子供と義母の話、鴨居のウイスキー製造計画、エリーの子供時代と、3つの要素がうまく組み合わされている。エリーの子供時代を演じている子役はかわいいし、幸子役の子供は芝居がうまい。NHKは、次から次へといい役者を拾ってくるわ。