快傑ズバット 8話

快傑ズバット」8話、「哀しみのプロパン爆破」


この回はタイトルだけで笑える。空き地に立っているプレハブ小屋に「暴力反対」の張り紙がデカデカとついているが、「まむし平和会を追放しよう」って、何なの?早川健はのっけから、歌を歌ってるし。

まむし平和会の中ボスは、ミッキー蛇山。微妙すぎ。しかも反対運動を潰すためにプレハブ小屋に、プロパンガスを漏らしてじっと待つという気の長い作戦。しかし、この作戦があたって、小屋はガス爆発で吹っ飛んだ。これは新鮮な展開。

早川健は、まむし平和会の事務所を訪問。そこに用心棒の「地獄市」が登場。これ、見た目も演技もまるっきり座頭市のパクリ。セリフの口調まで勝新に似せている。当然ものまねの域を出ていない。武器はもちろん仕込み杖。

まむし平和会は、様子をうかがっていたみどりを捕まえた。仕込み杖で対決しようとすると、条件はフェアにしろ、と早川健も目隠しをされる。仕込み杖で、みどりの目隠しを一刀両断にして、とられたネガもいっしょに持っていく。何も出来ずにくやしがるまむし平和会。約束、まじめに守りすぎ。

しかし目撃者の女の子は目を潰されて、証言をできなくされた。逆に、まむし平和会に抗議する反対運動も方がヤクザ扱いされて追い出される。ミッキー蛇山が選挙で市長に当選しそうになるが、反対運動の学生を殺そうとしたところに、早川健が出てきた。ボコられて古井戸に投げ込まれるが、また脈絡なくズバッカーが出てきた。

地獄市、目隠しをしていたが、ズバットに目隠しを切られてしまい、目が開いたままでズバットと対決。そんなの反則だ。しかしあっさり負ける。たいしたことなし。ミッキー蛇山もさくっと気絶。


前回と比べると、こっちの話の方がより振りきった出来。やっぱり長坂脚本は一味違っていた。