赤毛のアン 12話

赤毛のアン」12話、「アン・告白する」


ブローチをめぐって冷戦状態だったアンとマリラだが、とうとうアンが「ブローチはあたしが取りました。取ったブローチは、川に落としてしまいました」と白状。もちろん、ほんとうっぽくはなく、なんとか今日のピクニックに行きたいために、アンが考えだした作戦。

しかし、マリラは「絶対にあんたをピクニックにはやらない。それがあんたへの罰」と断言。アンは、泣き叫ぶが、マリラはまったく相手にしない。

マシュウはアンはよくないが、ピクニックに行かせないのはやりすぎとほのめかすが、マリラはまったく引き下がる様子なし。教会にはピクニックに出かける子どもたちが集まっている。アンは2階の自分の部屋で外を眺めるばかり。

しかし、マリラがつくろいものをしようと、自分の服を出してくると、その服にはなくなったはずのアメジストのブローチがついていた。マリラは、自分が勘違いをしていたことがわかる。

マリラは作男のジェリー・ブートを呼んで、馬車のしたくをさせる。マリラはアンの言い訳を聞き、笑い出して、アンをピクニックに出してやる。

アンはピクニックになんとか間に合い、蓄音機の音楽でダンスを踊り、ダイアナといっしょに生まれて初めてアイスクリームというものを食べる。ボートに乗せてもらって池に漕ぎ出したりもする。

アンは家に帰って、ピクニックの話をたのしそうにする。マリラは、今度の事件を思い返して、アンの嘘の告白を咎める気になれない自分に気がつく。


先週の「マリラ・ブローチをなくす」の後編。予想通りの結末だが、ピクニックの間のアンのしあわせそうな表情が終わりにきているので、見ている側もとても安心する。小さいエピソードでも、作りこめばここまで見せ場をつくれるというお手本。