快獣ブースカ 2話

快獣ブースカ」 2話、「ブースカ出動」


前回はブースカが登場しただけだが、今回は冒頭部分で、大作少年からブースカの性質についての解説が。

頭のブー冠にブースカニウムというエネルギーのもとがあり、ブー冠をあたためると頭がよくなり、冷やすとしおしおになる、やたら大食いというような話。ごはんにふりかけをかけただけで食べている。

大作くんがイグアナからブースカを作ったので、大作の友達が、自分のペットを持ってきて、「これをブースカにしてくれ」と頼んでくる。壺の中にいろいろと入れると煙が出てくるが、入れた生き物は違う生き物になって出てくる。

これも十分大変だが、ネコや犬を入れてみると、煙の中から卵が現れるだけ。ネコと犬はどこにいったの?

そこに大作のケンカ相手のメチャ太郎とその仲間が、大作発明の栄養剤クロパラを奪いに来る。これを追い払うのだが、ブースカが亀に弱いことがバレてしまう。

ブースカおもちゃ屋の夢野さんのところから、機関銃のおもちゃを持って行くが、メチャ太郎一味が亀で脅かしたはずみで、銀行におもちゃをもったまま入っていって、大騒ぎになる。パトカーがブースカを連れて行くが、大作と仲間が請け出してきた。

ところが、ジュースの自動販売機と間違えて、ブースカが火災報知機のボタンを押してしまい、消防車が来てしまう。ブースカの鼻と耳は、本当の火事が起きているのを察知。ブースカは空を飛んで、ビルの屋上で煙に巻かれそうなおねえさんを助けだし、消防車のホースを持ってまた飛び上がり、ビルの火事を消して喝采される。

消防署からブースカに呼び出しが来るので、大作くんはブースカを連れて行くが、消防署のえらい人にほめられ、ごほうびにラーメン30杯をごちそうしてもらう。ブースカが照れているところでおしまい。


30分枠にエピソードを詰め込みすぎのような気もするが、これはふつうにおもしろい。この作品がカラー撮影されていれば、再放送の機会も多く、それなりに記憶に残った作品になったかもしれないのに、もったいない。ウルトラQと違って、大人向きではないので、白黒でもあえて再放送ということにはならなかったのだろう。