マイティジャック 5話

「マイティジャック」5話、「熱い氷」


冒頭シーン、Qの潜水艦が変な装置の仕掛けてあるミサイルを発射、「原子力チタン工場」が乗っかっている人工島を凍らせて、潜水艦でワイヤーを切って引っ張っていく。この場面は非常にカッコイイのだが、潜水艦で凍らせた島を曳航してバレないのか?

後の説明では、氷山に偽装しているのでばれないらしい。MJ号が空中から着水してそのまま潜航する場面があるが、空から一直線に海面に突っ込んでいる。ありゃ翼がもげちゃうよ。

Qの新発明で、水より重く、溶かすのに900度に熱しなければいけない特殊な氷ができたとおっしゃっている矢吹会長。Qは水の物理的性質を変えることに成功したって言ってるが、Qの能力は物理学さえ上回る。MJ号くらい簡単にもみつぶせそうな気がする。

この回、Qの幹部はなぜかイタリア語をしゃべっている。何語でもいいが、Qの部下は何語でもわかるのだろうか。能力高いわ。フランス人らしいコラムニスト、ロベール岡村というのが出てきて、これがジェリー伊藤。こんなところに出てたのね。こやつも実はQの工作員。しかし登場後、速攻で正体バレてる。すぐに身元がバレるスパイというのもまずくないか。

Qがロベールを狙撃した後に残っていた縦断から、熱い氷の秘密がわかる。立花博士のところに銃弾を持っていくと、博士の息子だという助手のフリッツというのが出てくる。これはフランツ・グルーベル。こちらもなつかしい。ちゃんとドイツ語を話している。しかしフランツ・グルーベルはハーフには見えないわ。

桂めぐみはロベールに誘拐されて、MJ隊員だと自分でしゃべってしまう。人質に使われて、MJ号に侵入する材料にされることに。

立花博士からフリッツが盗んだ秘密をもとに、Qが作った兵器が「ポータブルシンクロトロン」で、これが水を熱い氷に変える機械。これをMJ号に持ち込んで、冷却水を凍らせ、破壊してしまえという作戦。しかしたった2人で侵入してだいじょうぶなの?と思っていたら、MJ号の留守要員の方が多くて、釘付けにされ、フリッツは逃げ場がなくなって自爆。まぬけだなー。

桂が担ぎ込まれたMJ号の医務室は、ウルトラセブン地球防衛軍基地の医務室と同じ。

MJ号が敵の氷山基地に接近したところで、冷却装置が故障。もうちょっとで爆発するというところで、立花博士の発明が間に合って、冷却装置は復旧。

あとはMJ号がわざわざ浮上して、氷山基地とミサイルの撃ち合い。氷山はガラガラ崩れてしまい、ミサイルに火が着いて爆発。敵が全滅するまでしつこくカメラで追いかけているのがいいわ。Qのイタリア語を話す指揮官は、拳銃で自決。

話の筋立ては混乱しているが、特撮部分はこれまでの話の中で今回が一番よかった。毎回このくらいきちんと特撮が作りこまれているとよかったのに。