カラーでよみがえる第一次世界大戦 第1回

「カラーでよみがえる第一次世界大戦」第1回、NHKBS1、2014.5.5


今年が第一次世界大戦開戦100周年なので、NHKBSで3回シリーズの番組を放送。制作はドイツZDF。以前、第二次世界大戦で、同じ企画(当時撮影された白黒フィルムを彩色してカラー化したものを編集)があったが、第二次世界大戦では、もうカラーフィルムはあった。しかし第一次世界大戦の時にはカラーフィルムはなかったのだから、この彩色による方法でなければ、カラー映像は見られない。非常に貴重なもの。

開戦から約1年の戦況が、専門家のコメントや、CGによる画像を交えて説明される。このコメントや戦況図も貴重。聞くべき人からコメントを取っている。

驚いたのは、塹壕や、同盟連合両軍の中間地帯の光景が、スタンリー・キューブリック「突撃」のそれとほぼそっくりだったこと。あの映画は、本物だったのだ。キューブリックは、完璧主義者だったから、納得。

1914年のクリスマス休戦のような小さいほっこりエピソードもあるが、全体としては悲惨。まあ当然だ。開戦半年で戦死者100万人。明日と明後日の放送もたのしみ。