マイティジャック 3話

「マイティジャック」3話、「燃えるバラ」


2話まで見て、かなりおなかいっぱいになってしまった「マイティジャック」だが、とりあえず無印の13話までは全部見なければ。というわけで、3話を見た。3話にして、もう当隊長が「ロンドンに行った」という一言だけで、登場しないとはどういうことなの?この回には、矢吹総裁が登場。

また矢吹の部屋に盗聴器が仕掛けられている。1話と同じ手を2度も使う?さらに盗聴器の音声を聞いているQの工作員がトイレにいる。矢吹はマイティジャックのトップなのに、セキュリティはザル同様。

Qの今回の作戦は、偽札作り。死ね死ね団みたいだな。一応、「大戦中のナチス印刷機が日本に運ばれていて、それをQが入手」という設定があるが、戦争が終わって20年以上もたっているのに、そんな骨董品みたいな印刷機をわざわざ使うか?しかもQは、MJメンバーのトミーがやっている花屋でバラを買って、代金に偽札を使い、しっぽを掴まれている。まぬけだ。

矢吹総裁と第八世界銀行の職員が乗っている飛行機をQが襲撃。そこでMJ号が発進してQの戦闘機を撃ち落とすのだが、襲撃の通報があってからMJ号が発進しても間に合わないのでは?しかも、Qがコインに無線機を仕込んで、MJに「これ以上邪魔したら東京を爆撃する」と言い出す。そんなことを言い出すんだったら、最初から東京を爆撃すればいいのでは?偽札作戦、どうでもよくなっているような気がする。

Qの女工作員(山東昭子)は、廃工場にMJ隊員を引き込む。この廃工場はなかなかいい感じ。しかし山東昭子は、Qに殺され、死ぬ間際に東京爆撃計画を口走る。この場面も、山東昭子は新情報を何も提供しないで死んでしまう。無駄死にだ。

ここでMJ号発進。Qのフライングスカイラルをピブリダーを出して追いかけるが、Qの母艦レイブンと会敵して交戦。この場面、レイブンは空中に静止しているとしか見えないのだが、どうやって浮かんでるの?空中戦なんだから、両方動いてないと…。おまけにMJ号が到着する前に、ピブリダーの攻撃だけでほとんど火だるま状態。せっかくのQの新型戦艦なのに、完全に無駄遣いされてる。

最後の場面になって、唐突に当隊長登場。こんなタイミングで出てくるとは、撮影時間が取れなかったということか。これも相当ちぐはぐ。矢吹、当、天田、桂が談笑しておしまい。


この話も、1話、2話と同じで、5分に1回以上ツッコミどころがある。山東昭子はかわいいけど、それだけである。偽札作戦はどうでもいいし、Qの戦艦は見せ場がないまま破壊されてしまい、もったいないことおびただしい。脚本が悪いから取り返しがきかないのだ。