軍師官兵衛 4話

軍師官兵衛」4話、「新しき門出」


最初は官兵衛が死んだおたつの墓参りをしているところから。ダメージから少しずつ立ち直っていた官兵衛は、領地の開墾に励む。

この回から足利義昭(義秋)が登場。この役にあたっているのが吹越満。「北条時宗」の宗尊将軍以来のなつかしい顔。役もほぼ同じバカ殿役だ。

足利義昭は、諸侯に片っ端から上洛の書状を出し、小寺政職のところにも届くので、政職は機嫌がいい。ところが、官兵衛の父職隆が同文の書状を懐から出してくるので、とたんに機嫌が悪くなる。しかも、政職には嫡男が生まれたので、実力者の職隆を次第に疎んじるようになる。

官兵衛は政職の命令で狩場の下見をしていて、小寺の家臣、櫛橋氏の娘と会う。これが中谷美紀中谷美紀はもう38歳?メイクがあるから二十歳になってないと言われると、ぎりぎり通るかどうかというところ。南沢奈央と並べるときつい。岡田准一より年下に見えるということは、ない。

櫛橋氏の館で、政職は櫛橋氏の娘を呼び出して酌をさせる。政職は官兵衛に身を固めろと言い出した。櫛橋氏の娘を官兵衛に娶せるは政職の計画だった。姫路に戻った官兵衛に、父、職隆はこの結婚を受け、さらに家督を譲るから当主になれと言い出した。それ以外に政職の疑いを払って生き残る方法はないとのこと。官兵衛はこの話を受け入れることにする。

櫛橋氏では、姉娘が官兵衛に嫁ぐのを嫌がるので、妹の光=中谷美紀が「ではわたしが嫁ぎます」と言い出す。これで結婚話は落着。

織田信長は美濃を併呑し、足利義昭を越前から呼び寄せた。明智光秀役は春風亭小朝。知る限りで、小太りの体型の役者が明智光秀を演じたことはないはず。小朝は芝居は上手な人だから、何でもできるだろうが。信長の家中で、ひげを生やしていないのは、信長本人の江口洋介と、小朝だけ。若く見せるため?

光と婚礼をすませた官兵衛は、光におたつの話をして、墓参りに連れて行って、おしまい。


前に比べれば話の展開はよくなった。また、ヨレヨレだった藤村志保のナレーションが改善された。これはよかった。しかし、登場人物、特に織田氏の関係者のセリフがあまりに大げさでバカっぽいのには辟易する。わかりやすくしようとしているのかもしれないが、登場人物のセリフに重みがないのはよくない。別チャンネルでやっている昔の大河ドラマと比べると、違いは歴然。