天国の恋 45話(最終回)

「天国の恋」45話(最終回)


神保悟志は、容莉枝の事件も、葬儀社の苦境もぜんぶ潮のせいだと、潮をののしって土下座させる。土下座して許しを請う潮に、ビールをドボドボかける神保悟志。梢は、それをニヤニヤ眺めて、エクレアをパクパク食べるだけ。

斎と潮は、いつものレストランで会うのだが、いつもの中2階ではなくて、1階の席。もう恋愛関係ではないということ。斎は、自分が言っていた「史上の愛」というのは、思い上がっていた、愛の罪だから別れましょうと宣言。ついでに、斎は、警察に行って容莉枝に罪はないから、無罪にして欲しいという決意を表明。

別れられるのかと質問してくる潮は、ペンダントを取り出して、この力で鏡の中で会うだけにしようと答える。

容莉枝は、懲役四年の判決。梢は子供を産んで、世話をしているのは神保悟志。梢は食べてばっかりでブクブク太っている。

エロ小説家、弥生は、斎と潮のネタで小説を書き、それがベストセラーになった。外に出たくない斎は、ペンダントを握りしめて鏡の前に立つが、呼びかけても何も起こらない。潮のほうも、ペンダントの魔力がなくなったことを知る。

斎の娘、美亜はカメラを持って、海老原会総合病院に行って写真を撮らせてほしいと頼むが、そこに朔子の息子、太一がひさびさに登場。美亜は、「太一のヌードを撮らせて」と無茶ぶり。

潮は、アラフォー飲み屋に行き、ペンダントが力を失ったことを告白。そこにいた戦場カメラマンに、「あなたの愛で斎をつつんであげてほしい」と頼むが、戦場カメラマンは「ぼくはもうインポだから」と告白。戦場でのケガで男性機能はなくなったという。それでも精神だけで斎を愛し続けるという。

潮は、海老原会総合病院を辞めて、製薬会社に再就職。石田純一も潮を励ます。

斎は、徳美のお守り袋と、自分と潮のペンダント(潮は、ペンダントを飲み屋に置いていった?)を、徳美の骨壷に入れて封印。美亜と太一がカメラで遊び、斎は徳美の墓参り。アラフォー仲間は、弥生の小説の印税で、横浜の夜空に花火をあげ、それを斎と潮が並んで眺め、「わたしたちはもう死んだと同じ」「でも死んでも生きてる」「愛は一瞬の輝き、それを求めて生きているんだ」と意味不明なセリフが並んでおしまい。

いつもの中島丈博ドラマと同じで、最後はみんな仲良く、訳の分からない終わり方で終了。今回は珍料理こそなかったが、珍セリフはほとんど毎回出てきて、大笑い。回収されないで放置された伏線やらなにやらも、ご愛嬌。愛と死がネタというドラマにしては、深刻さがぜんぜんないところもよかった。2ヶ月半、張り付きになる価値はあった。来年も中島丈博の昼ドラを見られるといいな。長生きして欲しい。