天国の恋 42話

「天国の恋」42話


斎の娘の美亜が、戦場カメラマンの勝一から預かった写真を斎に渡す。例の潮とのデートを盗撮したもの。ふつうは気持ち悪く思うはずだが、斎には、自分と潮がいっしょに写っている写真がうれしいらしい。これもよくわからない。

斎がエンバーミングした遺体の告別式。葬儀場の事務室に入る容莉枝のところに、妖怪総婦長の徳美が登場。いろいろイヤミを言っているが、徳美は容莉枝の殺害計画を知っているので、いちいち容莉枝を追及。容莉枝と徳美は怒鳴り合い、つかみ合いになるが、容莉枝をしばくだけしばいて、徳美は行ってしまう。そんな中途半端なことでいいの?

徳美はさらに神保悟志を捕まえて、殺害計画を容莉枝にしゃべらせようとするが、容莉枝は、「殺すんだったら、あんたを最初に殺すわよ」とわめいて、夫婦げんかに終わる。

告別式が終わって、潮は斎の姿を探すが、急に見えなくなっている。その頃、斎は葬儀場の外の手洗いの前で、麻酔薬をかがされて拉致されていた。結局斎は、棺の遺体とすり替えられて火葬場に運ばれてしまうのだが、どこでどうやって遺体をすり替えたのかという肝心の部分の描写はなし。みんなが棺の側から離れないのに、どうやって斎を中に入れるのか?

火葬場で棺を焼却炉にくべる時、いきなり潮が現れて、「どうしても遺体の顔を見せてくれ」と言い出し、遺族とお坊さんはカンカン。引き下がりかけた潮だが、棺が炉に入る瞬間に棺に飛びついたら、蓋がとれちゃった。開けたら中には眠っている斎。棺の蓋って、釘でとめてるだろう。

葬儀場の駐車場では、容莉枝が斎拉致を依頼した男たちに報酬を小切手で払おうとして、男たちが怒り出す。「現金払いに決まってるだろう」って、そりゃそうだ。そこに徳美登場。徳美が「人殺し!」と叫んでいると揉み合いになり、徳美は倒れた拍子に、頭を車止めにぶつけて、血だらけで死にました。男たちは逃げてしまった後で、神保悟志があらわれた。「おまえ!やったのか!」と叫ぶ神保悟志に、「あたし知らない!」と逃げていく容莉枝。


次回予告。事件の犯人が容莉枝だと知って怒る潮。今日出番のなかった梢が「この家もこれで一巻の終わりだわ!あはははは」と絶叫。そして、徳美は生きていて、ベッドに寝ている。だまされた。今日の話は、殺害計画に無理ありすぎ。さすがの中島丈博も、ここまでは手が回らなかったらしい。