天国の恋 38話

「天国の恋」38話


海老原家では、朔子が、「梢のおなかの子はなかったことにする」と言い出して大騒ぎ。怒る石田純一に、梢は「おなかの子は、潮さんの弟、妹かもしれないわね。薦田のお父様の子供です」と大暴露。自分で言うのかよ。山口いづみは卒倒。

容莉枝は、神保悟志に「梢さんの子供は海老原家で始末することになったわよ」と言って、平手打ちを食う。

石田純一は、「あのゲス野郎」と神保悟志に怒っているが、梢には怒らない。そして朔子は、みんな「吸血鬼、疫病神のあの斎のせい」ということで話をまとめようとする。梢は産むつもりだが、石田純一は「おまえたち夫婦の子ということで収めるんだ。絶対外に漏らすなよ」とごまかそうとする。梢は、容莉枝を「カピバラみたいなバカ女を主婦の座から引きずり下ろしてやる」と言っている。みんな頭おかしい。

薦田家に帰ってきた梢に、容莉枝は、「中絶の話はどうなったの?」と尋ねて、神保悟志にまた平手打ちを食らう。梢は、さらにふてくされている容莉枝を、アルミのボウルで殴って卒倒させ、金魚鉢の水をぶっかけて起こし、「このカピバラ女、ネズミ女」と足で踏みつけた。容莉枝はわんわん泣くだけ。金魚鉢の金魚も容莉枝もかわいそう。

戦場カメラマンの勝一は、斎の娘、美亜にカメラを渡して仲良くしている。一応、斎を狙っているのだが、ここの展開が読めない。そこに瑞彦が、「下に潮くんが来ているよ」と斎を呼びに来た。潮は斎に対して、「会う度に欲望を満たしていたら、いつか僕たちの愛は世間並みの手垢のついたありきたりの男女の愛に成り下がってしまう。もっと純度の高い真実の愛を目指さなければ」と言う。

潮が事務長室の鏡の前に立っていたら自分の姿が映らなかったそうだ。鏡の中には空と雲があるばかり。鏡の中からなぜか風が吹いてきて、鏡に斎が現れた。なんなのこの妄想は。しかも斎も同じ妄想を見たという。「これからは、鏡の前に立ってペンダントを握りしめるんだ。そうすればいつでもあなたに会える」と、妄想語りをする潮。まったくわけがわからない。いつから怪奇ドラマになったのか。白昼抱き合ってキスをする二人を盗撮する戦場カメラマンでした。


次回予告。またまた容莉枝をいじめまくる梢。そして斎の妊娠が発覚。カオスだ。