八重の桜 46話

「八重の桜」46話、「駆け落ち」


伊勢時雄と結婚したみねが京都に戻ってきて男児を出産するが、まもなく産褥で死んでしまう。一方、時栄が出て行った後、残った久栄は、同志社の学生だった徳富蘇峰の弟、健次郎とデキてしまう。

交際は、同志社の中で噂になり、それを聞いた八重は、本当かどうかを久栄に尋ねる。健次郎と結婚するという久栄に、八重は「学生の身で結婚などとんでもない」と頭から叱りつける。久栄は、「おば様に文句を言われることはない」と、こちらもまったく相手にしない。母親を追い出されたことでまだ恨んでいるのだ。

襄と北海道に静養に出かけた八重は、札幌に住んでいた、日向ユキを訪ねていく。ユキは薩摩藩士と結婚して子供もいる。八重はユキから、「迷った時は母親らしくではなく、八重ねえさまらしくしろ」と言われる。

八重は、健次郎が小説を書くというので頭からバカにしていたが、考えを変えて自分でも小説を読むことにした。しかし健次郎は小説家になるためには東京に出るということで、家財を全部売って京都を去ってしまう。久栄もいなくなるので、山本一家はあわてて久栄を探す。

死んだみねの墓参りをしている健次郎と久栄を捕まえる八重。健次郎に「小説で食べていけるのか」と迫ると、時次郎は自信のなさを告白。「食べるために小説を書くんじゃない」と返されて、八重は結婚を認めるが駆け落ちはやめさせる。

健次郎は、久栄を置いて、自分だけで上京。置いてきぼりの久栄は、フラレて落胆。結局駆け落ちは未遂になり、結婚話も消えて、八重は久栄に同情するのでした。


今回はあまり展開のない回。番組の終わりにちょっとだけ実在の久栄の写真が映るが、実在の八重をちょっとだけ可愛らしくしたくらいのあまり美人とはいえない顔。史実なので入れないわけにはいかないにしても、駆け落ちエピソードだけで1回分もとっていいのか?来週、襄の体調が悪くなり、この展開だと再来週には死んでしまう。だったら、もうちょっと早く襄を殺して、八重の余生をその分ていねいにやったほうがいいと思うが。