八重の桜 30話

「八重の桜」30話、「再起への道」


最初にちょっとだけ新島襄が出てくる。オダギリジョーの英語は練習しているとは思うが、あまりきれいな発音ではない。

八重の一家は、預かりになっている尚之助を除いた女ばかりで、米沢藩士の離れに住ませてもらい、八重が反物を行商して身を立てていた。行商に行った先の妻女が会津藩士の妻で八重を知っていた。訪ねてきてくれというので、行ってみると、息子に仇をとらせたいので鉄砲を教えてくれと言われる。八重がそれを断っていると、主人が現れて会津を罵倒。八重はキレて棒を主人の喉元に突きつける。ぜんぜんおとなしくはなってないらしい。

会津藩では、容保親子が助命される代わりに、萱野権兵衛が責任を負って斬首。同じ日に、五稜郭旧幕府軍は降伏。頼母もこちらにいて、なんとか生き残る。会津藩士は、下北に移って藩を再建することになった。家老にあたる大参事になったのは山川大蔵

大蔵は八重を訪ねて、新しい斗南藩に移ってくれないかと頼むが、八重は断る。恨みに凝り固まった今の自分では前に進めないから時間をくれというのが八重の返事。大蔵は、尚之助の言葉だけ伝えて去る。一方、京都では失明した覚馬が、下女の時栄の助けでなんとか生き延びていた、ところでおしまい。


戦争が終わってから半年たったところから話が始まっているが、さあ新規蒔き直しで気分を変えて、となるわけはなく、八重の頭の中はほとんど戦争状態。といっても、普通だったら夫を追いかけて斗南に行かなければならないはずだが、母親と妹たちを連れて行く気にはならないらしい。そこまで会津に付き合いきれないと思い始めているのかもしれない。来週のタイトルが「離縁のわけ」となっているので、早々に尚之助とは縁が切れるらしい。