八重の桜 29話

「八重の桜」29話、「鶴ヶ城開城」


米沢が降伏し、会津に降伏を勧める文書を送ってくる。戦いを続けるようなら、米沢も新政府軍に加わるという内容。前回、砲弾を消そうとして吹き飛ばされた大蔵の妻登勢は死亡。

秋月悌次郎が、容保の密命を受けて降伏の使者として敵陣に向かう。八重に見つかっても密命の内容は言わないが、新政府軍がガンガン撃ってくるので、八重がスペンサー銃で打ち倒す。これ、夜という設定だけど、月明かりくらいしかないのに、八重はそんなに正確に撃てるのかい…。

秋月が土佐の板垣に面会して降伏を伝えるが、戦火が収まる前に、権八が負傷して戻ってくる。腹を撃たれているので助からない。秋月が白旗を持って戻ってくるのを見て、権八は「それでいい」と瞑目。あの白旗は新政府軍からもらってきたのか。この時にはもう「白旗は降伏の徴」ということになっていたのね。

容保は藩士を集めて、降伏することを申し渡して、頭を下げる。突然藩士の中から八重が立ち上がって、汚名を雪げるのは容保だけだから決して死なないようにと頼む。皆さん涙でおわり。

翌日「降参」と書かれた白旗が掲げられ、容保は降伏文書を渡してそのまま謹慎所に入れられる。八重は夜になって歌を城の壁に書き残す。藩士のうち15歳から60歳までの男は謹慎のために連れて行かれるので、城内に集められるが、八重もなぜかその中に入っている。いきなり尚之助が「女が紛れ込んでいるぞ」と叫んで八重を新政府軍に引き渡すので、八重はつまみ出されてしまう。八重は尚之助の心がわからないので叫ぶだけ。


やっと戦争はおしまい。八重は今回活躍しすぎだが、戦争もおしまいなのでこのくらいの見せ場がないとドラマにはならないらしい。まあ八重も兵士の一人だから、負けて悔しいというだけでは話はきれいに収まらない。鬱展開から脱出できるのはいいが、後4ヶ月、後半3分の1残っているのだ。これからみんなバラバラになっていくのだが、話は保つのだろうか。