華麗なる一族(1974 TV版) 16話

華麗なる一族」(1974 TV版)、16話


二子は、また外出先で一ノ瀬を捕まえて、「結納の日取りが決まったが、自分は断るつもりなので待っていて」とむちゃなことを言っている。さすがに一ノ瀬も「ここまで来て、本当に断れるんですか?」と半信半疑。二子は自分から抱きつくという必殺技を使うが、一ノ瀬は仕事の高炉建設で頭がいっぱい。しかし、性欲は理性に勝つのでした。さすがに二人のベッドシーンまではないが。

万樹子は、自分が流産したことを夫の銀平のせいにしているが、その理屈は「あなたが外で遊び歩いているから、自分も外で遊びまわった。だから流産したのはあなたのせい」というもの。さすがにこの自分勝手な論理はどうなのか。万樹子の両親、安田夫妻が娘の見舞いで訪ねてくる。安田太左衛門は、万樹子はもう子供を産めない体になってしまったという爆弾発言。あららー。これでは万樹子が多少ヒステリックなことを言っても仕方ない。大介は、ちょっとがっかりしたようだが、もともと結婚は大同銀行吸収のための道具だと思っているので、すぐに気持ちを切り替えて、そっち方面で安田に働きかける。

阪神特殊鋼では、相変わらず鉄平が高炉建設に向けて突っ走っている。阪神特殊鋼の銭高専務は、大介に相談するが、大介から「阪神銀行からの融資は見せかけ融資」と聞かされて愕然。さらに大介は、大同銀行に阪神特殊鋼の株を買い増しさせろと言い出す。阪神特殊鋼切り捨ては、完全に既定路線。

美馬中は、万俵家を訪ねて行き、高須相子と二人になった隙を見計らって、またエロいことをたくらんでいるが、そこに大介が帰宅。美馬は、阪神特殊鋼への融資について大介と話すのだが、大介は考えを全部言わないので、疑念にかられるばかり。大介は阪神銀行の合併相手は大同銀行に決めたことを話すので、美馬は驚愕。美馬は、大介の手駒としてしか扱われていないので、肝心なことについてはまったく蚊帳の外なのだ。

大介は、大同銀行合併について、芥川常務に話して、三雲頭取の情報を集めさせる。三雲頭取は日銀出身だが、日銀総裁とは娘の縁談のことで非常に関係が悪いことをつかむ。大同銀行の綿貫専務をなんとか抱き込もうとする大介。

話の最後で、いきなり高炉が博発。これで一気に話が進展するはずだが、あと10話分ある。先が長い…。