八重の桜 21話

「八重の桜」21話、「敗戦の責任」


鳥羽伏見では二日目以後も、幕府側の敗北が続き、薩長側に錦旗が上がって幕府側は総崩れ。慶喜は戦争継続で気勢をあげるが、修理の進言もあって、江戸に軍艦で撤退することにした。容保らを連れて、兵には秘密で慶喜がいなくなってしまったので官兵衛は激昂するがもう遅い。ついでに三郎も戦死。

慶喜会津、桑名は朝敵になり、国元は混乱するが謹慎中だった頼母が家老に復職。山本家でも権八が断固抗戦を叫ぶが、尚之助はいったん恭順してその間に軍備を整えろと言う。八重はこちらに従うことにする。

江戸に戻った容保には、慶喜から「江戸より立退け」という命令が出た。脱力する藩の重臣たち。しかも慶喜に撤退を進言した神保修理は責任を負って切腹させられてしまう。


戦争に負けると全部が裏目という回。神保修理は、敗戦の生贄。修理の妻は芦名星だったのか。これはちょっと哀れ。官兵衛は、猪武者だが、これが一番カッコイイ。といっても現に負けているわけなのでどうしようもないが。悲惨なのは慶喜にあっさり見捨てられた容保と重臣たち。

会津が最終的に敗北するまで3ヶ月か4ヶ月近くかかるらしい。主役側が負け続けだから、かなりの鬱展開。人もバンバン死ぬし。このドラマ、話を立て直せるのだろうか。スペンサー銃を撃ちまくる八重だけではキツイと思うのだが。