まほろ駅前番外地 12話

まほろ駅前番外地」12話、「まほろ駅前多田便利軒、廃業します」


前回、真木よう子の「兄」にめちゃめちゃにされたレストラン、「キッチンまほろ」を多田が訪ねていくと、「当分休業します」の張り紙があった、というところからスタート。

多田が真木よう子の部屋に行ってみたら、電気を消して一人で座り込んでいた。多田は真木よう子をまたまた送っていくのだが、その頃、便利屋には姿を消していた「兄」が殴られてボロボロになった姿で現れていた。相手をするのは行天。

真木よう子はレストランを廃業するつもり。多田も事務所を追い出されたら廃業なので、何も言えずに別れる。多田は便利屋に帰ってきたら、「兄」がいるのでびっくり。やばい連中から店を潰して権利書持って来いと言われているので、かくまってくれと頼まれる。多田は当然断ろうとするのだが、行天から、「こんな人でも死ねば真木よう子が悲しむよ」と言われて、結局かくまってやることにする。

ところが、多田と行天自身がやばい連中に襲われて半殺しにされてしまう。もちろん便利屋もめちゃめちゃ。「兄」の姿はなくなっている。多田は、「便利屋はやめる」と言い出す。行天は、「仕事を変えても、あんた、またがんばっちゃうでしょ」とひとこと。

そこに真木よう子から電話。「権利書を持ってこないと兄が殺される、どうしよう」というもの。多田はあっさり引き受ける。とってもどうするのかと思ったら、スタンガンを持って出撃。鉄棒とバールでの殴り合いになるが、奇跡的に勝ったわ。こんなケンカ慣れしたやばい人たちによく勝つなあ。多田は、倒れた相手をガンガンぶん殴っているが、後ろから狙われたところで、行天が拳銃を一発。拳銃、まだ持ってたのか。だったら最初から使え、と思うが。

警察がやっとやってきて、やばい連中は連れて行かれ、行天も警察に連れて行かれる。行天の最後の言葉は、「亜沙子さん、守ってあげて」。

でも、結局多田と真木よう子の間には何もないままで終わり、行天は執行猶予がついて出られることになる。最後は便利屋の軽トラで道を走る多田の姿でおわり。


これで終わりなのだろうが、余裕を残した終わり方。多田と真木よう子がくっついたりするような話にしないのもよかった。多田と行天がいっしょに映らなかったのも、ある意味よかったのかもしれない。ユーロスペースでの上映会、行けなかったのが心残りだが、とりあえず10話以外は見られてよかった。テレ東はときどきこういうスマッシュヒットを飛ばすのであなどれない。