まほろ駅前番外地 11話

まほろ駅前番外地」11話、「美人未亡人の依頼、何でもやります」


うっかりして10話を見逃してしまった。これで9話の話の結末がわからなくなってしまった。後でBSジャパンの放送で補完するから別にいいのだが。

この話の冒頭、多田は大家のじいさんから、ビルを取り壊すので立ち退いてくれと言い渡された。もう1回は放送があるので、この回と次回でひとつながりの話ということか。

今回の依頼は、レストランを経営している真木よう子から、亡くなった夫の遺品を片付けてくれというもの。夫が近所に住んでいて別居だったということは当然女がらみだとアタリをつけるが、とにかく鍵は開けてあるので、先に片付けておいてくれと言ってくる。部屋にはほとんどものがなく、顔に落書きした若い女と死んだ夫らしい人物といっしょに写っている写真があるばかり。

多田と行天はこの女が浮気相手かと思ったが、実はそれが未亡人の昔お姿。真木よう子を軽トラで送っていく多田は、自分がしていた結婚の話をする。そのおかげでさらに依頼が。行天は、「それってデートなんじゃないの」とつっこむが、依頼の内容はカニの脚から身を外すというだけのもの。

行天は、大家のじいさんから、直接立ち退きのことを聞かされる。多田は行天には言えなかったのだ。

真木よう子と多田はちょっといい雰囲気だが、別れ際に真木よう子は男の姿を見てしまい急におびえだす。真木よう子の新しい依頼は、しばらく朝夕送り迎えをしてくれというもの。真木よう子の依頼に、行天は微妙に多田への好意を感じ取っているが、実際多田と真木よう子はだんだん仲良くなっていく。

ところが、真木よう子と多田がまたまたカニの身をほじっていると、知らない男が現れて、500万円貸せとすごんでくる。これが真木よう子のおびえていた正体。もと恋人かと思ったら、兄だそうだ。クスリで捕まって出所してからカネをせびりに来るらしい。この男、ヤクザから追い込みをかけられていて、カネを払えないと真木よう子の店を潰すと脅されている。

真木よう子の兄、いきなり店に現れてバットを振り回して大暴れ。大変なことになったところでこの回はおしまい。


多田と真木よう子がいい雰囲気になってくる分、多田と行天の関係にすきま風が吹き出したのが今回のキモ。これまで女性絡みでもこの展開はなかった。そして次回予告では、多田と行天も、「兄」と同じくヤクザから激しく暴行されるハード展開らしい。いよいよ最後なのか。

それにしても真木よう子は、いまどきこんなに気品のある美人はなかなかいないという美しさ。美人だけなら、まだ上がたくさんいると思うが、凛々しさ、女らしい雰囲気、清楚、そこはかとない色気など、プラス要素がてんこ盛りの人。いままでよく見たことがなかったが、これはいい。