レッドマン

レッドマン」1話-6話


これはチャンネルNECOで放送が始まったのだが、初めて見た。一回30分の枠で、6話ずつ放送する。正味1話3分くらいなので、時間はやや余る。「おはよう!こどもショー」はほとんど見た記憶がないので、ちょっとワクワクしていた。主題歌だけはCDで聞いていたので知っていたが。とはいえ、「ウルトラファイト」は全部見ているので似たようなものだと聞くと推測はついていた。

確かに内容はウルトラファイト。しかし肝心のレッドマンの造型がダサいのと、「ウルトラファイト」にあった実況がない(あの山田二郎の実況があるだけで、安い怪獣プロレスがどんなにおもしろくなったかしれない)ので、だいぶ印象が違う。

とにかくどこかの岩場でレッドマンと怪獣(ダークロン、ブラックキング(2回)、アーストロン(2回)、ガラモン)がプロレスしている。実況なし、特撮ちょっとだけ、そしてなぜか武器を使うのはほぼレッドマンで、怪獣はアーストロン以外は素手だ。これって卑怯なんじゃ…。一切説明はないので、なんでレッドマンと怪獣が戦っているのかも不明。むしろレッドマンが怪獣を襲っているようにも見える。それに音楽が不気味。主題歌はともかく、気持ちの悪いブリッジ音楽がかかっているだけ。昔は朝からこんなものをやっていたのか。

ガラモンはオリジナルと着ぐるみが違っていて、顔はガラモンだが体や動きはぜんぜん違う。ほぼ別物ですね。「レッドアロー」って、言っているが矢じゃなくて槍で串刺し。あわれだなあ。

このNECOの放送では、最初と最後に「怪獣おじさん」の語り(オリジナルでも同じようなものが入っていたとのこと)があり、特撮監督の樋口真嗣の思い出話がついている。樋口真嗣はリアルタイムで見ていたそうだ。朝からこれを見て学校に行くというのは、あんまり楽しくないのではないかと思うが。

貴重なものであることは間違いないが、おもしろいのかと言われると、厳しい作品。しばらくは見ると思うけど。