まほろ駅前番外地 1話

まほろ駅前番外地」1話、「プロレスラー代行、請け負います」


このドラマがBS JAPANで放送されるようになったので、やっと飛んでいた1話が見られた。ラッキーだ。

最初の多田と行天の会話は、ラジオの番組から「便利屋に勤めているけど、会社が給料を払ってくれません」という行天のお便りが流れてきて、2人が無言で聞いているというもの。それ以上の説明がないことも含めて、なかなかよい出だし。行天はまったく働く意欲なし。

最初の依頼はまほろプロレスのプロレスラー「スタンガン西村」からの、最後の試合に相手役で出てくれというもの。スタンガン石村の奥さん役は、坂井真紀だ。試合中にスタンガンを押し付けるマネをするというのが技なのだが、多田はほんとうにスタンガンの一撃をくらって、悶絶。

スナックで多田と行天が飲んでいると坂井真紀が来て、ポスターを貼らせてくれと言う。しかし、もろにいかつい客の宇梶剛士が「ふざけたこと言ってないで金返せ」とポスターを破いてしまう。多田が文句をつけようとしたが、一撃でのされてしまう。坂井真紀から、スタンガン西村がプロレスをやめようとする顛末を聞いて、この依頼を断ろうとしていた多田と行天は依頼を受けることにする。

プロレスリングには、また宇梶剛士が来て、「金返せ、でも試合には来るからな」と言い残して帰る。宇梶剛士は、むかしスタンガン西村のプロレス仲間だったのだ。

試合の日、客はろくに入ってない。多田と行天はメキシコから来たコンビ、ヘンリーブラザーズという設定。プロレスの場面は、覆面なので適度に吹き替えをはさんで、しかしかんじんなところは多田と行天がちゃんと入って、きちんと進行。試合が終わって引退式になったときに、急に宇梶剛士がリングに上がって、「まだ決着はついてない」と言い出し、いきなり試合になってしまう。試合は、スタンガンが勝っておわり。便利屋への依頼そのものがプロレスの仕掛けだったのだ。

結局、まほろプロレスはスタンガンと宇梶剛士が二人で再開。坂井真紀は実家に帰ってしまいましたというオチ。


やっぱり1話からおもしろい。大根仁はきっとプロレスファンだろう。スタンガンのことを心から心配していた坂井真紀があきれて実家に帰ってしまうというオチもよし。このドラマ、ユーロスペースで上映会があって、キャストと三浦しをん大根仁トークショーがあるそうな。東京にいれば絶対行ったのに。うらやましい。
http://news.livedoor.com/article/detail/7570460/