華麗なる一族(1974 TV版) 7話

華麗なる一族」(1974 TV版)7話


高須相子は、銀平の披露宴に呼ぶ客のリストを作るのに必死だが、寧子も親戚関係の来客リストを作っているのだが、こっちはぜんぜん進まないので高須相子はいらついている。大阪で350人、東京で300人を呼ぶ大宴会なのだ。銀平はよほど高須相子が嫌なようで、態度も思い切り冷たい。

高須相子は、エステ(この頃はどう呼んでいたのかわからない)でマッサージをしてもらっているが、このマッサージのおばさん、イグアナこと塩沢ときだ。こんなところに出ていたのか。

高須相子は、昔の父親の弟子と出くわして喫茶店にいってしまうが、昔のことは嫌な思い出でしかないらしく、さっさと席を立つ。しかし、弟のことは気になるようで、千里ニュータウンに住んでいる弟のところには訪ねて行く。昔の千里ニュータウンなので、まだピカピカだ。そして、高須相子の弟役は、北村総一郎。風貌がかなり違っているので、簡単にはわからなかった。弟からは早く結婚しないのかとか、昔アメリカ人と離婚したことを口に出され、高須相子はそそくさと帰ってしまう。

阪神銀行の役員会では、阪神特殊鋼の高炉計画への融資が話し合われている。役員たちはそのまま認めるつもりだが、万俵大介が「計画は再検討しろ」と言い出すので一同びっくり。この融資削減は、大同銀行吸収合併のための罠だと思っていたのだが、実際その話のはるか前から出ていたのか。

鉄平は申し入れ全額融資を当て込んでいたところ、10%削減と言われてがく然。必死で抗議するが、大介は一方的に電話を切る。秘書の小野武彦は、鉄平のことを心配しているが、銀平は「こっちが心配しても仕方ない」といたって冷たい態度。しかも二人で食事しているところに、婚約者の万樹子が勝手に乗り込んできた。この後は、銀平が万樹子を自分の部屋に連れ込んでセックスに持ち込もうとするのだが、いきなり「きみは初めてじゃないね」と一発かましている。万樹子は「ごめんなさい。これからは結婚したら一生懸命尽くします」と平謝り。女が処女じゃないとよほどまずいらしい。時代を感じるわ。

鉄平は帰宅してから、大介にまた融資削減の撤回を懇願するのだが、大介は相手にせず。特に鉄平が祖父のことを持ち出すのが気に入らない。しかも鉄平に「おじいさんに嫉妬しているんですか」と言われて逆上。そこによせばいいのに高須相子が割り込んできて、鉄平は「分をわきまえろ」と罵倒。座が白けたところでおしまい。


全26話なので、4分の1は終わったが、まだ伏線を張っている段階で、ストーリーの中心部分はろくに展開していない。昔のドラマはのんびりしてるわ。