電人ザボーガー 47話

電人ザボーガー」47話、「ザボーガー基地爆破作戦!」


ザボーガー基地の向こうの山にある(らしい)変な建物を占拠する恐竜軍団。しかし、ザボーガー基地、丸見えだ。セキュリティも何もあったもんじゃない。末期だからこんなものか…。

恐竜軍団の幹部らしい男が登場。「ドクロ大佐」って、ドクロ少佐のパクリかい、と思ったらこちらのほうが半年早いらしい。それにしても、このキャラ、「ゾル大佐」をまんまパクっただけ。ナチス将官の帽子をかぶって、それっぽい服(これはパチもん)に、ナチスのこれまたパチもん腕章。胸にはドクロのシールが…。安いなあ。

中野刑事とその辺の子供をつかまえて閉じ込めると、そこにドクロ大佐がやってきた。大佐は「現代科学最高傑作の一つ」とザボーガー基地を絶賛しているが、穴を掘って地下から爆弾を仕掛ければ一巻の終わりだそうだ。「穴を掘る時間は?」と聞かれて、「2時間」との大佐のお答え。そんなに簡単に掘れるのかよ。

捕まっていた中野刑事が逃げようとすると、新しいメカアーミーに捕まってしまった。このメカアーミー「ギギラ」も相当あんまりなデザイン。このドラマを見ていると何が出てきても驚かないが…。中野刑事を助けようと出動する、大門さんとケンちゃん。しかし大門さんは、イノシシでも動けなくなるような罠に足を挟まれて大怪我。こんなので戦えないでしょ。それでもめげずに前進していくと、王女メザ、ワニ戦闘員といっしょにメカアーミーのギギラが登場。こんな山の中で、バイクをどこに置いてきたの?と思うが、都合よくバイクに乗って変身。メカアーミーはあっという間にやられてしまいました。

ドクロ大佐の方だが、ちゃんとザボーガー基地の真下まで穴を掘って爆弾を仕掛けている。しかしそんな小さな爆弾では基地は吹っ飛ばせないでしょう。大門さんが、穴を見つけて潜り込むと大佐と鉢合わせ。あと5分で爆発とかいってたくせに、大門さんが大佐をのしてから爆弾を回収し、また起き上がってきた大佐を倒して、穴から出て爆弾を放り投げるまで、かなり余裕で時間がある。

爆弾が爆発するシーンはミニチュアで、山ひとつ吹っ飛びそうな勢い。そんなにすごかったのか。最後はザボーガー基地のみんなでアハハハと笑っておわり。基地がもろバレになっているんだから、もうちょっと危機感とか悲壮感とかないのかなあ。この調子でザボーガー基地が攻撃されているのに、お話は初期と同じでダラダラ進行するところが、味なのかもしれない。