まほろ駅前番外地 8話

まほろ駅前番外地」8話、「恋敵の婚約指輪、隠します」


田舎のテレビ局は、遅れて放送を始めたので、無理やり番組を消化するために2話連続で放送。しかしこのペースでいっても、あと2週分の時間が必要だが…。

宮本ゆかり(黒木華)と名乗る変なメガネの女が現れて、彼氏を他の女に取られたので、その女の部屋から婚約指輪を取ってきてくれと言い出す。この女優、初めて見たがかなり変。そしてけっこううまい。勢いもある。若いけど、キャリアのある人なのだ。

むちゃな依頼なので当然多田は断る。しかし、部屋を片付けるように依頼された、黒木華の元彼の婚約者(高部あい)の部屋に行くと、なぜか後ろに黒木華が後ろについてくる。多田は追い返そうとするが、結局部屋に潜り込まれてしまう。部屋はゴミ屋敷になっていて片付けるのはたいへん。黒木華は、高部あいのベッドルームの片付けをしていて、かなり火花が散っている。高部あいが婚約指輪のことを「センスがない」というので、黒木華は、頭に血が上っている。

行天は高部あいがはめている指輪を、ビニール袋に入れて天井に吊り下げるのだが、黒木華は指輪を取ろうとして必死。多田は黒木華の企みに協力する気はまったくないのだが、行天はおもしろがって、黒木華に協力する。

行天はトイレの便器に腕がはまって抜けなくなった芝居をして、高部あいに手伝わせるのだが、その時に高部あいが指輪を外したところで、黒木華は自分の指にはめてしまう。ところが、黒木華の指から指輪が抜けなくなりおおあわて。けっきょく飲み込んでしまう。そこで、高部あいは自分の婚約指輪がなくなっているのに気づく。黒木華は、指輪は取り戻せても、男は取り戻せないことに気づいて泣き出す。

翌日、黒木華が便利屋の事務所にやってきて、指輪は返したと話す。指輪は、うんこに混じった状態で箱に入れて部屋の前においてあったのでした。黒木華の変な顔に、便利屋の二人が大笑いしておしまい。


この回、話はふつうだが、黒木華が収穫。この女優、とてもいい。バカっぽいことを100%の力でやれる人。顔はキレイではないがおもしろいので、喜劇も悲劇も両方できるだろう。逸材だ。