華麗なる一族(1974 TV版) 6話

華麗なる一族」(1974TV版)6話


高須相子は、美馬と一子の家に、ダイヤモンドと絵(ビュフェだそうな)を持っていく。一子は高須相子が大嫌いなのでそっけない態度だが、美馬は外から電話で高須相子を呼び出して、半分口説こうという態度。しかし、この段階ではまだ落ちない。銀行検査の書類のことを念押しされるだけ。

美馬は、銀行局の検査官を呼び出して、信用金庫の常務ポストへの天下りを世話する見返りに、銀行検査の資料を渡すことを約束させる。ただし、うまく行ってからも、そのことは万俵大介には隠してじらせている。

万俵家では、庭の池にある一番大きな鯉「将軍」が、大介が手を叩いても出てこないのに、鉄平が手を叩くとあっさり出てくるので、大介は相当嫌な顔をしている。鉄平が祖父に似ているから、鯉もそれがわかっているのだとか、むちゃなことを言っている。鉄平は高炉建設への融資を依頼しに来たのだが、父親の内心にはまったく気がついていない。

大介は、東京の富国銀行が関西系の都市銀行との合併を狙っているという情報を握って、反撃の隙をうかがう。夜は、大介、寧子、高須相子での3Pに持ち込もうとするが、すんでのところで寧子に逃げられてしまう。偶然母親に廊下で出くわした銀平は、母のただならぬ様子と、高須相子の香水の匂いで、事の真相を知るのでした。

この回もほとんど原作どおりに進行。まあ、このドラマは原作を忠実になぞる趣旨でつくられているので、脚色はほとんどないが。大介の3P計画は、エロい描写は皆無だが、雰囲気だけは隠微さ満点。小川真由美がセクシー度で十分現役。しかし久我美子にはぜんぜんエロさは感じられない。この時47歳だから、しかたないのだが。