まほろ駅前番外地 6話

まほろ駅前番外地」6話、「出会い系サクラの恋、手伝います」


出会い系サイトでサクラをしている美咲(臼田あさ美)の依頼は、もう5年もメールのやりとりを続けている客に会って、事情を説明して謝りたいというもの。相手はもう1000万円も使っているのだ。そのサイトはメールを一往復させるのに、400円かかるので、毎日2往復やりとりしていると、そのくらいの金額になるのだとか。

相手が送ってくるメールは、エロいバカ話ばかり。ついでに全裸写真もつけてきているのだが、自分の身元は明かさない。

それでも多田と行天が写真の背景にあった鉄塔を見あてに探すと、お金持ちの旧家にいるニートだと判明。これが加藤賢崇。まるっきりデブオタニートだ。役にぴったりだなあ。キモいから会えば嫌われるので、という理由で頑として会おうとしない。

多田が美咲にあきらめろと説得しているところに、行天がニートを連れてくる。展開はやいなー。ニートは美咲がかわいいので、付き合ってくれと迫るのだが、案に相違して美咲はそれを受け入れてしまう。多田は「あんなド変態と彼女が付き合うわけないだろう」というのだが、結局ニートが美咲に貢ぐことで付き合うことになる。ニートでもお金持ちなので、余裕なのだ。

多田と行天は、美咲がカネ目当てだったのかどうかを確かめようと、美咲を呼び出す。美咲は「自分の子供を育てるのに金が必要。自分は苦労しているから、金持ちからむしるのは当たり前」とのたまって、去っていく。多田は何か言おうとするが、何も言えないままだった。多田と行天は、缶ビールを飲みながら、プチ花見をするのでした。


これまでで、一番出来がいい話。美咲のキャラを反転させたのが効いている。これは脚本がうまいわ。この回の脚本は、大根仁、黒住光、ヤシキケンジの共同脚本。このドラマ、ハズレの回がない。録画を保存しておけばよかった。