賞金稼ぎ(1975TV版) 2話

「賞金稼ぎ(1975TV版)」2話、「皆殺しのバラード」


盗賊「疾風の紋三」(岡田英次)を捕まえてくれという勘定奉行の依頼だが、錣市兵衛の塾で手伝いをしている千枝というおねえさんが、紋三の怪我の治療に必要だということで、一味に誘拐されてしまった。紋三は、「おれの子を生め」などとむちゃなことを言っている。

錣市兵衛の武器庫が映るのだが、銃がずらっと壁に並べてあって壮観。しかも市兵衛は医者の心得もあるらしい。麻酔なしで伊藤雄之助の手術をして、鉄砲玉を取り出したりしている。手術された伊藤雄之助は、すぐにピンピンしていているが。

紋三の盗賊団、20人くらいいて、市兵衛と伊藤雄之助との三つ巴の攻防。荒地の掘っ立て小屋に立てこもる市兵衛、千枝、伊藤雄之助を包囲する盗賊団と銃やら爆薬やらいろいろ使っての大立ち回り。紋三との決闘では、十手サイズの短い棒二本を使って、あっさり気絶させてしまった。手下の盗賊は、サブリーダーの峰岸徹を含めて全滅。確かに皆殺しだ。

市兵衛グループの賞金稼ぎの仲間として、若林豪にかわって、石橋蓮司が登場。こちらは鞭の使い手。このキャスティングはセミレギュラーで毎回変えるらしい。ただしジュディ・オングは今回も出た。

市兵衛の塾は、子供に「給食」を出しているのだが、番組の最後に「豆知識のコーナー」があって、この塾の「給食」が一食あたり140円くらい、放送当時の給食費は一食100円くらいだと言っている。変なところで勉強になるドラマ。