文楽 桂川連理柵

桂川連理柵
   六角堂の段
   帯屋の段
   道行朧の桂川


   六角堂の段:三輪大夫/團吾

   帯屋の段:前 呂勢大夫/清友
        切 咲大夫/燕三

   
   道行朧の桂川:お半・咲甫大夫/宗助
          長右衛門・相子大夫/清志郎
          ツレ・咲寿大夫/寛太郎

   
   女房お絹・和生
   弟儀兵衛・玉也
   丁稚長吉・幸助
   母おとせ・勘壽
   親繁斎・玉志
   帯屋長右衛門・玉女
   娘お半・簑二郎


   アステールプラザ中ホール、2013.3.9


3月の文楽地方公演がまた来てくれたので行ってきた。昼の部は桂川連理柵。行ったのはこちらだけ。夜の部は、義経千本桜ですし屋の段だったからこちらに行ってもよかったのだが。

どこもたっぷり聞けたが、帯屋の段での、咲大夫と燕三はやはりよかった。長右衛門がお絹に打ち明けるところが一番泣ける。その後のお半との場面もやはり涙。道行のところも、きちんと三味線が揃って聞かせていた。やはり無理して昼の部にしておいてよかったわ。

橋下市長の文楽騒動のせいなのかどうなのか、客はほぼ満員。いつもは後ろの方は空いていたりするので、宣伝効果は大きかったみたいだ。何がきっかけでもお客がちゃんと入れば、技芸員の皆様も安心するだろうし、こちらも嬉しい。次の地方公演では昼夜行けるといいけど、むりか。