ネオ・ウルトラQ 6話

ネオ・ウルトラQ」6話、「もっとも臭い島」


この回、いつものレギュラー3人組の出番が少ない。そのかわりに、出てくるのが無人島に漂着したという設定の市川実和子。これが無人島にいる変な怪獣と交流をもつ。この怪獣、くさい臭いを発しているが、市川実和子の怪我を治してくれて、コミュニケーションも取れるというもの。

最初は、この怪獣の強烈なにおいに辟易していたのだが、後で衣類についた臭いは芳香に変わっていく。市川実和子は、また無人島に出向いて、この臭いのもとの物質をもらってきて香水をつくり、これがバカ売れ。誰も知らないうちに島を買い取って、香水のもとを独占しようとするのだが、自衛隊が怪獣を見つけてしまい、怪獣退治のために島に攻めていく。

市川実和子自衛隊の攻撃をやめさせようとして、島にとんでいくのだが、怪獣は戦車に撃たれてあえなく死亡。市川実和子は、泣きながら怪獣にしがみつく。その後も香水はバンバン売れているのだが、その原料はといえば…市川実和子の鼻が怪獣と同じように肥大してしまい、そこから取れるようになったのでした、というおはなし。

レギュラーほとんど出ないが、これはよくできた話。オチもよくきいている。怪奇話にもっていかないのなら、このくらいライトなつくりでちょうどいい。まあ、この話も「カネゴンの繭」にちょっと似ているような気がするが…。