まほろ駅前番外地 2話

まほろ駅前番外地」2話、「麗しのカラオケモデル、探します」


まほろ駅前番外地」の放送がやっと、田舎のテレビ局でもはじまった。ところがうっかりしていて1話を見逃してしまった…。かなりとほほだ。まあ、どうせいずれBSジャパンでやるでしょう。

2話は、まほろ市のスナックで、いつもカラオケの映像だけかけて歌わないへんな客(夏目慎也)が、カラオケのモデルに一目惚れしたので探してくれという依頼をしてくる話。多田は断ろうとするが、客が、見つけてくれたらスナックのツケを払ってくれるというので引き受ける。しかし、カラオケのメディアはレーザーディスク。昭和の時代だ。行天は、LDの会社に「探偵スクープナイト」の者ですと適当なことを言って取材と称してもぐりこむ。

カラオケ映像の制作資料が残っているというので、出してくれることになったのだが、「探偵は誰?」とか、「ロケはいつなのか?」とか、いろいろ聞かれて適当にごまかすふたり。今度は資料から、カラオケ映像の制作会社を見つけて乗り込むが、制作会社は、ヤクザがやっているAVの会社だった。

ヤクザ社長は、カラオケモデルをおぼえていたので、もう引退してバーをやっていることがわかるのだが、このモデル、覚せい剤に手を出していろいろあったりして、AVに出ている人になっていた。ていうか、このモデルの人、風祭ゆきだわ。そういや、キル・ビルにも出ていたが、ちゃんとお元気にしていらっしゃるようでなによりだ。

多田は、依頼者に「結婚していて家族もいるので、今夜だけなら会ってくれる」と適当なことを言うのだが、ちゃんとバーまで連れて行ってあげる。風祭ゆきはおげんきなのはいいが、完全にふつうのおばちゃんだ。多田は、風祭ゆきの「娘」をバーにおいといて(こっちは美人)、便利屋では風祭ゆきと行天がたのしくおはなしをするのでした。

おはなしもよくできているし、とにかく風祭ゆきが元気な姿でいるのを見られたのがよかった。脚本の大根仁は、昔いろいろとお世話になったのだろうか。自分は風祭ゆきの全盛期をリアルタイムで見ていたわけではないのだが、ビデオで知っている人だから、ちょっと思い入れがあるのだ。いい味出してる、いい感じのおばちゃんになっててよかった。