八重の桜 4話

「八重の桜」4話、「妖霊星」


西郷頼母の必死の嘆願で、覚馬の禁足は許され復職、さらに軍事取調役、大砲頭取に抜擢された。川崎尚之助は教授方に採用され、ついでに覚馬には縁談が来た。嫁に来たのは、うら(長谷川京子)。自分からはほとんど口を聞かず、座っていろと言われたら、一日中でも座っているキャラクター。八重とは正反対だが、これはこれでよし。八重みたいな女が幕末とはいえ、田舎の藩に大勢いたらたいへんだ。

中央では、島津斉彬、水戸斉昭らが一橋慶喜について幕政改革をたくらむが、井伊直弼によって一掃。しかし松平容保は、井伊直弼と仲良し。二人で茶を飲んで話をしているが、井伊直弼は勅許抜きの条約調印に懸念を示す容保の言うことには耳を貸さない。空には巨大な彗星が。

井伊直弼が、反対派の粛清を決め、江戸ではコレラが流行。島津斉彬はあっさり頓死。安政の大獄吉田寅次郎が捕まってしまい、覚馬や尚之助が騒いでいるところでおしまい。


ほとんどが覚馬や中央政界の登場人物の話で、八重は話に関係なし。しかし、これで構わない。「江」みたいに、主要な歴史的事件にぜんぶ主役がかかわっていて、主要人物の話はみんな立ち聞き、というようなことになってしまうと、話はむちゃくちゃ。女性が主役の場合だと、出ずっぱりにはできないのだ。まあ、次回か次々回くらいには八重と尚之助の縁談が持ち上がると思うので、話は八重よりになるはず。後は戊辰戦争までタラタラと話が展開するか…。