八重の桜 3話

「八重の桜」3話、「蹴散らして前へ」


江戸から川崎尚之助が、山本家にやってきた。象山の蘭学塾での覚馬の仲間で、会津藩蘭学所教授方にするためにやってきたのだ。これが八重の後の夫。まあちょっとかっこいいが、線の細い感じ。いずれ死んじゃうキャラなので、とりあえずこれでいいのか。八重は、兄が尚之助の相手をして自分のことを構わないのと、自分の射撃練習を笑ってみていたので、あまり尚之助が気に入っていない。

覚馬は、蘭学所を開いて、オランダ語、砲術、舎密術までちゃんと教えようとするのだが、生徒は集まらず、尚之助を教授方にすることもできない。藩内では「鉄砲など足軽がやること」だとバカにされているのだ。覚馬は、藩の侍に「西洋かぶれの足軽」扱いされて、決闘寸前。後に槍の試合で相手を叩きのめすが、西郷頼母には「あまり逸りすぎるな」と諭される。

結局藩の重役からは、鉄砲入れ替えや洋式調練採用は、みな拒否され、覚馬は、頭に来て重役を「井の中の蛙」と罵って、禁足処分を食ってしまう。

家でぼんやりしている覚馬に、八重は「鉄砲を極めるまで一人でも続ける」と言って、実弾を初めて撃って的に当てる。八重、覚馬、尚之助は、3人で鉄砲の改良に尽力する。江戸では、ペリーが将軍に謁見し、開港が迫っていたのでした。


今日の回もふつうにおもしろかった。八重は同じ侍の娘たちの間でも完全に変わり者扱いだが、その周囲の役が貫地谷しほりとか、芦名星。こういう役者が当てられているからには、後でいろいろと活躍するはず。覚馬役の西島秀俊が、槍の試合で上半身裸になる場面があるが、筋肉だらけできれいに鍛えてある。ダイエットはともかく、筋肉はちょっとやそっとでつくとは思われないので、日頃から鍛えてるのだろう。

次回は、覚馬が抜擢されたり、ヨメが来たりするらしいので、八重と尚之助の関係もちょっとは進展があるだろう。毎回たのしみ。