吉田豪×杉作J太郎 人生相談番外地 横川シネマ篇

吉田豪×杉作J太郎 人生相談番外地 横川シネマ篇」、横川シネマ、2012.11.25


広島の中心部から少し離れた古い映画館で行われたトークショー。この同じ組み合わせのトークショーは毎年やっていて、一昨年は同じ映画館でやっていたので行った。しかし昨年は、広島クラブクアトロで行われたので、行ってない。あそこは椅子あったっけ?

時間を間違えていて、開演30分遅れで着いたが、杉作J太郎が会場に着いていない。同じ日に東京でイベントをブックしてしまい、さらに飛行機が遅れたとか。それまでは吉田豪が芸能ネタで話をつないでいた。小林幸子の事務所トラブル問題の真相とか。芸能界って、やっぱり怖いわー。

開演時間から45分ほど遅れて杉作J太郎登場。あとは、「人生相談」というタイトルの通り、会場の客が出していた「人生相談アンケート」に答える形でトークが進行。ということになっているのだが、実際は、杉作J太郎はほとんど相談の内容からズレたことを喋りまくっている。それを適当なタイミングで、吉田豪が引き戻すというパターン。杉作J太郎は、言ってることは下ネタやムチャぶりなのだが、会場はバンバン湧いている。吉田豪が、話を引き取る間と流し方が絶妙におもしろい。

というわけで、おもしろいことはおもしろいのだが、「長い」。18時開演で、終わったのは22時半。これでも吉田豪が繰り返し終わらせようとして、やっとこの時間に終わったのだ。杉作J太郎には、「時間はコスト」という概念はないらしく、とにかくたくさん話すことが客へのサービスになると思っているらしい。吉田豪はさすがにその辺はよくわかっていて、劇場から「9時半から10時の間に終わってね」と言われた、その時間内に収めようとしているのだが、杉作J太郎はとにかく全部のアンケートに答えようとするので、終わる気配なし。まあ、最初は7時50分くらいまで雑談していたし、アンケートは単なる「ネタ振り」なので、全部に答える必要もないのだが、4時間(自分が30分遅れたので、他の客は4時間半)トークを聞くのはたいへんだ。翌日は月曜日だし。客は近辺からだけではなく、福岡から来ていた人もいたようで、みなさんいろいろとご苦労があったようだ。

まあ、トークは十分おもしろかった。杉作J太郎の「合宿所」には冷蔵庫がなく、すべての食物は保存できないので一度に食べきらなければいけないそうで、マーガリンを一箱買って、それをぜんぶごはんにかけて食べると言っていた。おそろしい。