赤い糸の女 35話

赤い糸の女」35話


のっけから、小沢真珠と徳須のベッドシーン。
「あんたって色事師ね!そうやって誰も彼も自分の女にしたんでしょ~? 」
「みんな喜ぶんですよ。誰も嫌がる相手なんかいない。 」
「綺麗な肌だ。これじゃ宝の持ち腐れだな、もったいない。 」
ということで上からのしかかる徳さんに、真珠様は下からしがみついている。

一戦終えた徳さんと真珠様。
「麻衣子も、あんたに抱かれてさぞ満足してたんでしょうね~。」 
「セックスって、こんなにも深く身体を揺すぶられるもんだったのかって、 」
「よかったじゃないですか、まだ感度が残ってて。 」
「女って、それぞれ味があるんだな~。 」
「そりゃあ唯美ですよ。吸い付くような感じで、一番相性がうまくあって良かった~…最高だったな~。あのぴったりした感覚だけは忘れらんない。 」
「あなたが一番相性がぴったりで、忘れられないほど良かったってことは、唯美だって同じでしょう? 」
「女の最高の喜びを味あわせてくれるのはこの男だって思ったのよ。だから自分だけの男にしたくて、麻衣子を殺したんだわ。 」
「馬鹿な!何を迷いごと言ってるんですか。あれは単なる事故です。 」
「そんなこと言ってると、せっかくのセックスの楽しみが半減しますよ?心穏やかに、感覚に身を任せて、ね?遥香さん! 」
このセリフのあいだ、徳さんは、般若の面をかぶっているのだが、そんなものどこから持ちだしたのか。謎である。

そしていしのようこは、徳さんにキスされてウキウキしている。いしのようこと唯美の会話もおかしいだろう。
「「お母さん若くなってうれしい」って娘だったらそれぐらいのこと言ったらどうなのよ? 」
「あっさーはーかーだーわー! 」
「つまり私は体の中心から若返ってるってことなの。 」
「恋をするほどに艶が出るって昔の歌の文句にもあるでしょ?誰かに恋をすることで、見も心も、若く、艶やかにいられるのよ。」 
「所長さん大好きっていつも思うことで、あたしはこうしてウキウキと毎日が楽しく暮らせるの。 」
「所長さんはあたしのこと、ちゃ~んと女として扱ってくれてますよん! 」
「ウフフ…だってキスしてくれたんだもん! 」
「体に電流が走るって言うのかしら?なんだかもーしばらくの間体がふわーっと持ち上がるような感じでね~! 」
「あんたがあんまりあたしのこと年寄り扱いしてグジャグジャグジャグジャ言うから~。 」
「この年になるとねー、老け込まないために、恋は絶対必要なの。 」
「ハァーン、大好きよ、素敵なのってずっと思ってたいのよ。 」
「なんて好いたらしい男なのかしら…あ~あ所長さんダイスキ… 」
ということで、唯美はあきれているが、いしのようこの頭には徳さんのことしか入ってない。

芹亜は、唯美がいない間に、栃彦と唯美の家に上がり込んでいて、唯美の不安はますます増進。芹亜は、あいかわらず娘の仁奈子からは「こわーい」と嫌われているが、栃彦には食い込んでいる。唯美は、芹亜のこれまでの行状から、不安だらけだが、栃彦はなんとも思っていない。

徳須と芹亜の「別所温泉シルバーサービスセンター」がやっとオープン。毬谷友子は口もきけないほどボケている。徳さんは、得意げに大演説。パーティーでは、センターを手伝っている韓国人の兄ちゃん(OPでヴァイオリンをひいている人)が、ヴァイオリンを、栃彦は、チェロをひいている。いしのようこは客から40代に見えると言われて喜んでいるが、実際に40代なんだから、そう見えてあたりまえ。いしのようこが、徳さんにしなをつくっているところを見逃さない真珠様。
「いやーねー!変に若作りして、お化粧ベタベタ塗ってー!…キャバレーじゃあるまいし! 」
って、真珠様、あんたもでしょ。

会場で、またまた栃彦に接近する芹亜。あー、これで次回の展開は見えたね。
「音楽があるのとないのとじゃ、大違いですもの。 」
「唯美が幾通りもの赤い糸を織り込んで、それを私が着てるのよ?しかも赤い糸を染めたのはあなた。 」
「あたしたち三人は、こうして赤い糸でつながってるのね栃彦さん!」 
「その着物をあたしが着てるってことは、あたしとあなただって、切っても切れない仲なんだわ。 」

次回予告ではまたまた真珠様と徳さんのベッドシーン、徳さんといしのようこのキス、唯美にのしかかる徳さん、栃彦にキスする芹亜というカオス状態が・・・。