電人ザボーガー 26話

電人ザボーガー」26話、「強奪! 狂犬ロボット・ブル・ガンダー」


50億円の金塊を東京から甲府の金庫に輸送するとかで、警備員の2人が、輸送前日、おでんの屋台で一杯やっている。しかし、おでん屋台のくせに、「そば うどん」って、のれんがかかってるのはおかしくないか?そして、このおでん屋台のおばちゃんがミスボーグ。さすが博士の片腕だけのことはあり、やることはまめ。

大門さんがテニスに汗を流しているそのあいだに、金塊輸送隊を襲撃するΣ団。その尖兵になっているのが、「狂犬ロボット ブル・ガンダー」。2トントラックの前面にブルドッグの顔がベタッと張り付いていて、横からは、「かに道楽」のかにマシーンのような長い手がうにょうにょしているというすごいもの。アイディアは、前々回の「デス・ガンダー」の延長線上にあるのだが、こっちのインパクトはさらに強烈。普通のトラックに変な顔がついていて、後ろは荷台なのだ。これは普通の神経だと、アイディア画段階で止めるでしょう。ピープロでしか実現できない未知の世界だ。

この強烈メカは、チェーンパンチも、ブーメランカッターもぜんぜん受け付けない。まあ、そりゃそうだろう。1回で使いつぶせるものでもないし。

ミスボーグが秋月玄をいたぶったり、大門さんが、警察に「なんだおまえ」と追っ払われそうになったりしているが、そういう話は、ブル・ガンダーのインパクトの前では記憶から消え失せた。結局、ザボーガーは、ブル・ガンダーの謎のガスで氷漬けにされてしまった。

そして今回から出現した、「ザボーガー秘密基地」がまたまた強烈。山の中に、大きなザボーガーの顔がそびえ立っているというもの。ここにザボーガーを運んで直すらしい。氷漬けのザボーガーをどうやって運んだのかもよくわからないが・・・。これはΣ大魔城のしょぼさと双璧をなす、不思議モニュメント。このシリーズ、毎回目が離せない。