赤い糸の女 32話

赤い糸の女」32話


横浜の栃彦の実家に行っていた唯美を追う芹亜だったが、けっきょく会えないままで終わる。「唯美、待ってて頂戴。必ずあたしもあなたのところへ、あなたの住むところへ行くわ。」と芹亜が誓うところで話はいったん終わり。

それから4年後。唯美の子供=仁奈は保育園に通う年になった。いしのようこは、普通に孫を可愛がっているが、あれほど唯美の妊娠を邪魔しようとしていた設定はどうなったの?唯美は、織物を琴子先生に売ってもらい、それと栃彦の農業の収入で暮らしている。いしのようこは、生活保護で暮らしている。
「それはありがたいけど、一緒に暮らすと、生活保護が受けられなくなるからね~。 」
「ここんところうるさくて。パートで働いてるからって、減額されちゃうんだから。」 
「先行き考えるとお先真っ暗だわ。 」
と、けっこうとんでもないことを言っている。これは中島先生、かなり生活保護がキライらしい。

一方、芹亜の方の子供も大きくなっている。名前は樹梨。芹亜は、
「ど~してこの子はこんななんだろ…そうじゃなくて、どうしてあたしにこんな器量の悪い子が。 」
と文句を言っている。石田純一からは、DNA鑑定で親子関係を否定されてしまい、誰の子供かよくわからなくなっているのだ。しかし、なぜか、相変わらずビジネスパートナーの徳須が子供を認知してくれていて、子供の父親ということになっている。

徳須は、また貴道家に出かけて、小沢真珠に温泉事業への出資を頼みに行っている。毬谷友子はかなりボケが進んでいるようす。真珠様は、結局出資話を承諾。

唯美は、新作の着物を琴子先生のところに持って行って、べた褒めされ、「今年の創作着物展に出しなさい」と言ってもらう。「題名は一応、「赤い糸の波紋」って付けたんです。 」って、そんな不吉な名前を・・・。

その唯美のところに訪ねてきた徳須。当然、唯美は徳須と長話はしたくないので、さっさと切り上げている。

芹亜は創作着物展に足を運び、そこで唯美の「赤い糸の波紋」が銀賞を取っているのを見つける。値段を係員に尋ねると、琴子先生は値段を吹っかけて200万円と伝えるのだが、芹亜はもちろん言い値で買ってしまう。
「唯美、あなたはこれを私のために織ってくれたんだわ~。 」
「それ以外には考えられない。世界にたった一つしかない、あたしだけのものよ。 」
とまたまた不気味なことをつぶやいている芹亜。

次回予告では、芹亜が自分で上田の唯美の家に殴りこみ。そして真珠様は、また何やら叫んでいる。どうなるのかさっぱりわからない。