赤い糸の女 31話

赤い糸の女」31話


小沢真珠は、琴子先生の工房を訪ねて、安産のお守りを渡す。
「安産のお守り。今朝生島足島神社に行ったついでに、あなたのことを思い出してもらってきたの~。 」
「今が一番大事なときじゃな~い?…さあ、これを身におつけなさいな。 」
一同は、真珠様の態度がまるっきり違うのでかなり驚いている。

小沢真珠と入れ替わりに工房を訪ねてきたのが、いしのようこ。こちらはまたキーキー言っている。ところが、唯美が相手をしに出て行こうとしたところが、階段から落ちてしまう。階段の下り口に赤い糸が張られていたのだ。真珠様ひどいなー。

唯美はすぐに病院に担ぎ込まれるが、超音波で見たところ、お腹の子には何も大事ないと言われる。そこに、付き添って行ったいしのようこが、
「あんな高いところから落ちて、腰を強く打ったんですよ?それなのに異常がないなんてそんなことあるのかしら、先生ちゃんと見てくださってます~? 」
「なんとかなりませんか~先生?…今のうちに中絶した方がいいと思うんです。 」
「中絶?産むんじゃないんですか?掻爬するつもりなんですか? 」
「やめてよ!馬鹿のことばっかり言って、お母さん、いい加減にしてよ!! 」
ということで、大騒ぎに。

結局、
「見たらわかるでしょ、ひどい母親。今度という今度は、お母さんの根性というのが嫌というほど透けて見えたわ。」
「お母さんあたしに産ませたくないだけでしょ?あたしのお腹の中の子を抹殺して、自分が楽をしたいんだわ。 」
「孫が産まれるっていうのに喜びもしないで、もうたくさんよ!! 」
「親不孝もの!あんたそうやってあたしに復讐するのね?さっさと出て行けばいいわ。出て行け!! 」
というわけで、唯美はいしのようこの家から出て、栃彦といっしょに暮らすことになった。

栃彦は、唯美から「足が何かにはじかれて階段から落ちた」という話を聞き、琴子先生と弟子を追及。当然真珠様を疑っているのだ。栃彦は、出産まで唯美を休ませるだけでなく、自分も工房を休むと宣言。琴子先生は気に入らないようすだが、何もできない。真珠様が仕掛けた証拠の赤い糸は、琴子先生が証拠隠滅。
「もう信じらんな~い!だーって、打ち所が悪かったら殺人罪じゃないの~。危ないわね~、あの人も。 」
って、知ってて隠してるあんたもまずいでしょうが。

しばらくして体調が安定した後、唯美は栃彦を連れて、自分の実家に妊娠と結婚を報告しに行く。
「よくこんなじゃじゃ馬を引き取ってくれましたね~栃彦くん。それに、早々と子供まで仕込んで。 」
「あー、申し訳ありません。順序間違えちゃって。 」
「昔風に言えば、戌の日に腹巻巻くってところかな? 」
というありがちな会話が・・・。結婚式はどうするのかと尋ねられて、栃彦は、
「僕たちは裸婚で行きます」「らこん?」「裸の、結婚の婚です」 
と、特別な式は何もしないと言っている。

石田純一は、唯美の部屋を1人で訪ねて、芹亜が妊娠したことと、芹亜と母親から、認知を求められていることを告げる。
「そういうエッチなことを、芹亜としたってわけね? 」
「当たらねども遠からずかな。ま、DNA鑑定したらはっきりはするんだが。 
「妊婦から羊水を取って調べなきゃなんない。胎児を傷つける恐れがあってとっても危険なんだよ~。 」
「まあ産まれてからでいいだろうと、俺は思ってる。 」
「やだわー!!芹亜がお父さんの子供を産むなんて、考えただけでも嫌!」
と、当然の反応が・・・。

芹亜は、唯美を見たという話を聞いて、唯美の実家に訪ねていくが、横浜に行ってしまったと告げられる。今日はここでおしまい。次回予告では、もう子供が生まれているんですが・・・。しかもけっこう大きくなってる。相変わらずだが、展開早すぎだ。