赤い糸の女 19話

赤い糸の女」19話


芹亜から、「渡した550万円は、事務所のお金を勝手に引き出したもので、それがバレたら自分は首になるだけでなく、訴えられてしまうからすぐにカネを返してくれ」と言われる。唯美は、仕方なく親に無心しようとするが、石田純一の病院には税務署の査察が入り、追徴その他でいろいろ持っていかれてしまった。

芹亜からはさらに返済を迫られるが、「実は見入りのいいバイトがあるの。一晩で5万は間違いないわ。 」「相手はみんな社会的地位のある紳士なの…ちょっとしたデート感覚でお金が入るんだし。 」「聞き分けのないこと言わないでよ。最後の最後、もうその手しかないのよ。 」「ビジネスだと思ってやればどうってことないのわ唯美。 」と、売春で返せという話になっている。バカにするなと逆ギレする唯美だが、芹亜は笑うばかり。

唯美は、父親にすがろうとするが、継母からは、「お金の話は駄目よ~?…そういう話は今、パパに持ち掛けないで頂戴。 」「贅沢なものばかり次から次へと買いあさって。買い物に狂った後始末くらい、自分でつけなさいよ!」と一蹴される。会社のカネに手を付けるところまで追い詰められる唯美だが、以前言い寄られていたチャラい男に借金を頼み込む。じゃあホテルへということになり、「金を貸す以上は僕たちは親しくならなくちゃいけないじゃないか~。そんなことがわからない年じゃないだろ?」と、結局寝てしまう。しかも金の話を持ち出すと、「550万円一度に貸してやれるわけはないから、1回5万円で」と言われて、結局5万円で買われた格好になってしまう。

とうとう芹亜に売春話を受け入れることを告げて、「400万にしてくれない?…お互いに苦労を分け合うんなら、あなただって譲歩してくれないと嫌だわ。」と借金をまけさせる唯美だが、結局売春はやることになる。男と寝て、げっそりして帰ってくる唯美だが、あれ、男と会っていたときは着物だったのに、帰ってくると洋服になっているのはなぜ?セールスマンからは電話がかかってくるのだが、とてもまともに話せる唯美ではない。会ってくれと言われて、「会えば私の顔や姿から、何か異変を感じ取られるのではないか。その恐ろしさと恥ずかしさに、耐えられるのだろうかと思いました。」というところで終わり。