氷紋 13話

「氷紋」(1974年版)13話


前回の岩下志麻の手術のつづき。手術の場面は吹き替えはしていないので、それっぽい真似事とレントゲン写真が映るだけ。しかし手術中に津川雅彦が「予定外ですが、卵管結紮を行います」と言い出す。要は妻が惚れている相手の北大路欣也に目の前で復讐したいということらしいのだが、患者の同意もないのに、そんなことを勝手にやっていいのか?むちゃするなあ。

北大路欣也は手術後に当然、そのことを追及するのだが、津川雅彦に「妻と浮気したおまえのほうが卑劣」とごまかされてしまう。それとこれとは話が違うでしょ。

津川雅彦は教授に昇進したのだが、北大路欣也を呼び出して、サロベツの無医村に医者を出したいのだが誰がいいかなあという相談を持ちかける。北大路欣也は無医村行きに敢然と応じるのでした。津川雅彦北大路欣也のほうから、行くと言ってくれたのでほくほくである。

中山麻理は、北大路欣也がいなくなるというので涙するが、本人が行くと言っているものはどうしようもない。岩下志麻は、北大路欣也が見舞いに来ないのでイライラしているが、看護婦に尋ねると「担当医はほかの先生に代わられました」と言われてしまう。岩下志麻は、中山麻理に尋ねて北大路欣也が大学を辞めたという話を聞かされて驚愕。ついでに北大路欣也岩下志麻を愛していて、そのせいでサロベツに行ったのだという余計なことまで聞かされる。

岩下志麻は、中山麻理に自分が北大路欣也を好きだと言ってしまい、中山麻理北大路欣也から預かっていたが、嫉妬で隠していた手紙を渡される。中身は「もうお会いしません」というもの。岩下志麻はひとりで泣くばかり。

岩下志麻は妹から、手術で卵管結紮をされてしまったことを聞かされて愕然。自分は知っていたことにしてごまかすが、ショックは隠せない。退院後、津川雅彦にそのことを問い詰めると、「そんなに北大路欣也の子供が産みたかったのですか?」などとわけのわからないイヤミを返される。二人で「あなたが卑怯」と言い合いして、あげくに無理やり津川雅彦に迫られている場面でおしまい。鬼畜だなあ。