氷紋 12話

「氷紋」(1974年版)12話


ずっと放置していた「氷紋」の最終3話。ハードディスクのスペースがもったいないので、とにかく見ることにした。

岩下志麻は、手術が迫っているのだが夫の津川雅彦に執刀されるのが気に入らない。なんだかブツブツ言っている。その津川雅彦だが、看護婦の中山麻理と浮気。中山麻理は、もうひとりの浮気相手の生田悦子と別れること、北大路欣也を攻撃するのをやめることを求めて、言うことを聞かないと一緒に寝たことをバラすと脅迫している。こわいなー。

北大路欣也の家政婦だった佐藤友美は、前夫に無理心中の道連れにされ、哀れ死亡。佐藤友美の北大路欣也への遺書(要はラブレター)が残っていて、北大路欣也は、その気持を思って涙するのであった。

津川雅彦はイヤミにも、北大路欣也が佐藤友美に惚れていたことを岩下志麻に暴露するが、岩下志麻は動じないようす。岩下志麻はそれより自分の手術のほうが心配。北大路欣也は、「結石の手術なんてたいしたことない」となぐさめている。

津川雅彦は、中山麻理と約束したのに、相変わらず生田悦子と浮気。北大路欣也へのコンプレックス丸出しで、ぶつぶつひとりごとを言っている。それにしても津川雅彦の浮気シーンは、すべて安っぽいラブホテルなのだが、お金はあるんだから普通のホテルに行けばいいのに。

いよいよ手術当日。手術台にのせられた岩下志麻は、昔の北大路欣也との情事の妄想にふけっている。津川雅彦の執刀中の態度がおかしいので、北大路欣也が不審を感じているところでおしまい。