赤い糸の女 15話

赤い糸の女」15話


芹亜は、「徳さんはね、前科もちになったんだよ?…あんたも責任あんだから。」と、唯美を脅す。出所してきた徳須は、芹亜の店にでてきたが、まるで将来の展望はなくしているようす。それはそうか。その徳須に芹亜は、「本当のところはどうだったの?あたしたち三人のうち、誰を一番愛していたの?」と意味の分からない質問で迫ってあきれられている。

卒業間近、寮の部屋で唯美と芹亜が話すのだが、唯美は、「徳須さんとはもう二度と会いませんからね…芹亜、あなたとももう今後会いたくないの。」と絶縁宣言。まあ当然といえば当然。芹亜も別に唯美に未練はないようす。あれだけ唯美に秘密の共有がどうとか言っていたので、何か納得いかないのだが。

そして話はいきなり4年後に飛んだ。唯美は、けっこうキレイなOLになっている。大学生の時から数段あかぬけた。そういう唯美を食事に誘う職場の女性の先輩役が椿鬼奴。奴ねえさん、男狂いで、7人同時進行で付き合っていると言っている。笑えるのが、奴ねえさんの携帯の着メロが「ジュリアナ東京」の音楽になっていること。ねえさんはバブルの残りカスか。

しかし唯美は、奴ねえさんを笑っている場合ではなくなっていた。唯美は買い物依存症になっていたのだ。唯美の家庭では、義母の連れ子の弟が、意味もなく「セッ、セッ、セックス!」とくしゃみにかこつけて厨二病みたいなことをしている。なんなんだ。

買い物依存症は当然借金地獄になっている。唯美は街金にも手を出していて、雪だるま式に債務が増えているしまつ。それでも買い物はやめられない。その唯美に近づいてくるのが、怪しい浄水器を売っている、証券会社の客。それから、唯美がヨーロッパ旅行をした時にたまたま会った軽い男。唯美はどちらにも乗り気にはなれない様子なのだが…。


とりあえずおもしろかったのが、唯美の弟の「セックス!」という中二病くしゃみ。奴ねえさんの今後の活躍にも期待。