赤い糸の女 11話

赤い糸の女」11話


今日の回は、先週の金曜日(10話)以上に笑えた。いろんな意味で。

麻衣子は、唯美と芹亜が「誓約書」の約束を守らずにまだ徳須との関係を続けていると邪推してギャンギャン言っているが、2人が約束通り、麻衣子と徳須の結婚祝賀パーティーをやるつもりだとわかって機嫌が治る。

しかしこの徳須、相変わらず芹亜がバイトを続けている風俗店に通って、芹亜にやらせろやらせろと迫っている。「徳さん!だ、駄目じゃないの、あんたなんで来たのよ!」「いやもう我慢できなくて」って、単にほかの店に行けばいいんじゃないの?そんなに芹亜がいいのか?「結局麻衣子だけじゃ俺がハッスルしないんだ。」ということなのだが、こいつの頭にはそれしかないのか?

そして当然のように、徳須は唯美のことも口説いている。「唯美さん、なんていうか、とても愛している。切ないくらい、愛している。 」って、やりたいだけでしょ。唯美も半分のりかけてるし。似たもの同士だ。

それから中島丈博お得意の、エライ人の言葉を引用した説教トーク。「ボーヴォワールだって、女の自意識や自立については、水をも漏らさぬ女々しさで書いているのに、友情についてはほとんど書いてない。 」「向田邦子にしてもそうだ。男の友情は美化して書くんだが、女の友情は濁るのよなんて、一言で済ましてるんだ。 」まあ、いいけど。

今日の極めつけは、結婚祝賀パーティーの落とし穴事件。砂浜にバーベキューの支度をして、麻衣子にアーチをくぐらせると、落とし穴にドスン。この落とし穴、大した深さには見えないのに、唯美、芹亜、徳須がわざわざブルーシートを引っ張るので、アリジゴクの穴のように砂の底に麻衣子が埋もれていく…。

去年、これとそっくり同じ状況で、友人が新婚夫婦を落とし穴に落として死なせてしまった事件があったが、中島御大には「不謹慎」という文字は目に入らないらしい。予告編では麻衣子がストレッチャーで運ばれていき、唯美が警察に事情を聞かれている場面が映っているが、やはり死亡か。うーん。