電人ザボーガー 19話

電人ザボーガー」19話、「キリマンジャロの赤い豹」


国立火薬研究所が開発した、ニトログリセリンの二千倍の威力の新型爆薬。これをアフリカに運んで土木工事に使いましょうという話なのだが、この話を聞きつけた悪之宮博士が、「盗んでこい」とあっさり命令。

ミスボーグはこの仕事をコソ泥にやらせるのだが、当然のように見つかってしまい、警備員ごと爆死。コソ泥はおとりで、悪之宮博士が出してきたのは、新しいメカボーグの「バーナー8」。単に武器がガスバーナーだという代物だが、爆薬の入った金庫をバーナーで開けるとか、あぶなくないか?

ミスボーグとバーナー8は、二人で爆薬を奪いに研究所に向かうのだが、大門さんとザボーガーが出てきてあっさり追い払われる。悪之宮博士はお怒りだが、必ず爆薬を移動させるはずだからそこを狙えとご命令。

博士の予想通り、新田警部は、大門さんと中野刑事に爆薬輸送を命令。飛行場まで車で運べとのこと。しかし運転している中野刑事と護衛の大門さんのほかにはまったく護衛もつかず、輸送車はしょぼいバン。絶対、これは偽物でしょう。

輸送車が発進すると、いきなりミスボーグがのぞいている。ロコツだなあ。輸送車はなぜか途中でエンジンの調子がおかしくなり、マシンザボーガーに引っ張ってもらっている。バイクで四輪車が牽けるか?そこらへんの修理工場に運び込んだところ、そこにいたのはバーナー8。あっさり爆薬は奪われる。

しかしバーナー8がぐずぐずしている間に、中野刑事に見つかってしまい、中野刑事はΣ団の車の屋根にしがみついて車を追跡。大門さんもマシンザボーガーで追いついて、あとは格闘戦。時間がなくなったらしく、バーナー8はすぐにバーナーをふっとばされ、速射破壊銃でバラバラにされてしまいました。

大門さんと中野刑事が飛行場に到着すると、輸送機はもう出た後。予想通り、この輸送作戦自体が陽動だったのだ。みんなで「ははははは」と笑っておしまい。


今回は中野刑事の見せ場が頻出。きくち英一、車の屋根にしがみついて、後ろに手を振るという高度な技を…。がんばるなあ。