トリプルファイター 26話

トリプルファイター」26話、「さようならトリプルファイター

いいかげん疲れてきて、全部見る気がなくなったトリプルファイター。もう最終回だけ見ればいいや。最後の怪人はブラッドパワー。最終回なので、もうちょっとかっこいい造形にしてやればいいのに、これもネズミーランドのミッキーくんを緑色に塗ってちょっといじってみました、という情けないもの。ブラッドパワーというわりにはパワーもブラッドもぜんぜん感じられない。

妹をデーモンに殺されたというケリー岩崎とかいう青年が出てくる。これも最終回じゃなければいいけど、最終回でレギュラーじゃないキャラを出すのはやめればいいのに…。なんだかねえ。

ブラッドパワーは怪人軍団を乗せた宇宙船団のさきがけで、こいつをやっつけないと怪人の大軍団がやってくるという設定。じゃ、その怪人軍団をちょっとでも見せろよ!別に使い回しでいいんだから。こういうところでお金を節約するのがこの番組なのだ。

ケリー岩崎、デビラー相手には銃の台尻で殴っているだけだが、ブラッドパワーにはいちおう銃を撃っている。ぜんぜんきかないけどね。しかもこの回、めずらしくデビラーが銃を使っている。いままで素手ばっかりだったのに。じゃあトリプル三兄妹にも銃を使ってればいいのに。

それにデビラーの銃でケリー岩崎は死んじゃった。いくら噛ませ犬とはいえ、デビラーにやられるとはあわれな奴。しかも戦いは田舎の採石場。これもなんだか…。

あっさりトリプルに変身した三兄妹に、ぜんぜん工夫のないファイトしかしないブラッドパワー。主題歌がフルコーラス流れるくらいしか見るところなし。そしてあっさりトリプルキックでやられてしまうのでした。

デーモンは地球侵略を中止。秘密基地は爆破、デビラーは廃棄処分。それって可哀想すぎないか?デビラー好きだったのに。

この回は最終回なので、4話で怪人は死んでしまい、SATパリ本部からの連絡で勝利宣言。三兄妹はどうやら二子玉川園らしいしょぼい遊園地で遊んでいるが、ブルコンの連絡で、デーモンが惑星オーラを侵略しようとしていますという話になる。ここでかかっている音楽は、小学校の校内放送でかかっていた音楽で、めちゃめちゃなつかしい。三兄妹はロケットで宇宙へ。ブルコンとあつしは置き去り。あつしはともかく、ブルコンは使えるんだから連れて行ってやればいいのに。

昔見た時はもうちょっとおもしろかったような気がしたが、円谷の安い作品はチビラくんもそうだが、全部見るにはちょっときつい。このチャンネルNECOの放送では、関係者が出てきてトークするパートがあるのだが、みんなけっこうほめるのに苦労しているようす。まあそりゃそうだろう。