薄桜記 1話

薄桜記」1話、「密通」 山本耕史柴本幸高橋和也ほか出演、NHKBSプレミアム、2012.7.13

NHKBSプレミアムではじまった新しい時代劇のシリーズ。もう新作で時代劇をつくっているテレビ局はほぼNHKだけだなあ。これだけちゃんと作っているのに、総合テレビではやらないのか…。このあたりが、現在の時代劇の地位。

脚色はジェームズ三木だが、NHKのウェブページを見ると、「赤穂浪士の討ち入りは集団テロ」とか穏やかでないことを書いている。まあそうといえないこともないが。

お話は、ふつうの「薄桜記」のストーリーをちゃんと描いている。1話は、丹下典膳(山本耕史)が、上杉家の家老の娘、千春(柴本幸)を嫁にもらうのだが、典膳が大阪勤番で家を留守にしているときに、千春は実家の用人に犯されてしまうのでした、というおはなし。

山本耕史は、殺陣が決まっていて、存命の若い俳優の中では非常に時代劇向きの人だと思う。セリフの口調も地位のある武士のものとして、よくはまっている。

一方、妻を演じている柴本幸だが、こちらは「絶世の美女」ということになっているのだが、そんなにキレイじゃないね。顔はどうということはないが、武士の娘っぽくはなっている。

これを見たのは、この前聞いたNHKラジオ深夜便檀ふみが出演していて、「このドラマに出ますから見てくださいね」と言っていたからだが、檀ふみ、順調に年をとってるなあ。まあだんだん実年齢に近い見え方になってきているということだけど。今回はニコニコしていればいいのだが、次回から家が取り潰されてしまうので、そうはいかないはず。まあ次回までは見てみるか。