電人ザボーガー 10話

電人ザボーガー」10話、「Σ団・恐怖の地獄作戦」

前回、Σ団のアジトに捕らえられてしまった大門さん。悪之宮博士は、Ω計画とやらの内容を説明しているが、画面にはまるでプラモデルの箱絵みたいなイラストが…。このへんがいかにもピープロクオリティで好き。

そして、今回またまた悪之宮博士は、ザボーガーを爆薬で吹っ飛ばしてしまった。前回は、「ザボーガーはとっさに地中に隠れていた」ことにしてごまかしているが、またかい。

大門さんは、透明な檻の弱点がスピーカー部分にあると見ぬいて、そこに小型爆弾を仕掛けているが、そんなところで爆弾が爆発したら、自分が死ぬだろ。よく考えてやってほしい…。そして、ドルマン9が現れると、檻が大爆発。大門さん、絶対死んでるよ、と思ったら、何事もなかったかのように暴れている。なぞだなあ。

大門さんは基地から捕まっていた浦上博士を助けだしたのはいいが、博士はΣ団に脳を吸い取られたとかで、廃人同様。というか、脳を吸い取られて生きていられるのか?

そこに容赦なく襲ってくるドルマン9。これ、戦っているのはたぶん元の淀橋浄水場跡地。新宿の高層ビルも4つくらいしか建っていない。昔は新宿にもこれだけ空き地があったのかと思うと感無量。大門さんの飛龍三段蹴りが決まって、ドルマン9はあっさり死にました。なむあみだぶつ。

爆破されたザボーガーはどうなったのかというと、ほんとにバラバラになってるよ!大門さんにもこれは直せないので、途方に暮れる一同。そこに浦上博士がむっくり起き上がってきて、「わたしが直します」という。直すって、爆弾でバラバラになってるのにどうするの?と思ったら、工具はペンチとドライバーだけ。これで直せるって…さすが博士と名が着くとすごいな。

ドルマン9がやられてしまったΣ団は、その弟とかいう、ブラザース1、ブラザース2という赤と青の兄弟を出してきた。これがドルマン9の弟たちらしい。こいつら、自分から「Σ団の殺し屋だ!」と名乗っている。なんだかねぇ。

バイクに乗っているブラザース1、2の兄弟に大門さんは素手。腕に縄をつけられて2台のバイクに引きずり回されている。これは少なくとも一部はスタントではなく、山口暁自身がやっている。すごいなー。

そして博士はペンチとドライバーでザボーガーを直してしまった!博士の息子の信号弾で、ザボーガーの修理が終わったのを知った大門さん、ザボーガーを呼んできた。ここでのザボーガーとブラザース1、2の戦いがけっこう気合が入っており、ザボーガーの至近で爆薬がボンボン爆発。あぶないだろ。そして、ザボーガーがこけて大門さんは飛び降りた。これはほんとうに危ない。藤岡弘、の事件を知らないわけでもないだろうに、こんな危ない撮影を平気でやっていたのか。すごいわ。

速射破壊銃でブラザース1、2兄弟は撤退し、力尽きた浦上博士は死んでしまいました。そして悪之宮博士の、Ω計画の発動が目前に…。



昔の特撮は相当むちゃな撮影をばんばんやっていたことがよくわかる回。空手アクションはまあともかくだが、バイクはほんとに怪我するよ。みんな体を張ってたんだと、ちょっと感動。