闘え!ドラゴン 3話

「闘え!ドラゴン」3話、「悪魔の使者は紅さそり」

前回、紫の蛇をやっつけたものの、しびれ薬の針を打たれて動けなくなったドラゴン。なんとかリキシャで港についたが、船は出てしまったあと。そこへなぜかモーターボートでドラゴンを香港に送ってくれる親切な人が。なんでもインターポールの捜査官、リャンだとか。こちらもカンフーの使い手だ。このころまでのヒーロー物だと、インターポールは何にでも使える便利な組織。

一方、香港では新しい敵、紅さそりが林一家を狙っていた。紅さそりの催眠術(と言っても、目をみつめるだけでかかるという便利なもの)で危うく自殺させられそうになる林海明だが、なんとかドラゴンが飛び込んできてセーフ。しかし、林一家の妻と娘はシャドウにさらわれてしまう。

ドラゴンと「弟弟子」の武蔵小次郎が高そうな中華料理屋で食事をしていると、曲芸の一座が芸をする。その芸人が紅さそり。あんた、こんなところで何やってるのというところだが、シャドウの殺し屋はバイトしないと生きていけないのか?

翌日、林親子が幽閉されているシャドウのアジトを襲うドラゴン。このアジトはどこかの村だと言っていたのだが、ドラゴンと紅さそりはおいかけっこのあげく、なぜかピークトラムに乗ってビクトリア・ピークへ。この山頂で林家の夫人を助けだしたドラゴンは、紅さそりにとどめの一撃。ここのアクションはなかなかカッコイイ。やはり倉田保昭、なかなかいいな。

香港編は今回でおしまい。お話の最後でキャセイ航空機でドラゴンは日本に戻る。昔の香港とマカオの様子が見られて楽しかったのだが、いつまでも香港ロケというわけには行かなかったか。

それにしても林一家を置きっぱなしで香港から帰国してしまっていいのだろうか。どうも中途半端なような。

最後にかかる歌「ロンリードラゴン」のバックにも香港の風景がそこかしこに映っている。これが懐かしい感じでとてもいい。九龍城とかにも行ってくれればよかったのに、さすがにそれはムリか。