マジンガーZ 2話

マジンガーZ」2話 「ストップザあしゅら軍団」

マジンガーZの2話。見ないつもりだったのだが、切りのいいところまで見たくなってついつい…。

前回の続きなので、兜甲児はまだマジンガーZを操縦できない。勝手に歩き回るロボットに乗っている状態。何もしないでも勝手に二足歩行できるのか。たいしたものだわ。しかも、弓さやか(光子力研究所の弓教授の娘)のアドバイスであっという間にちょっとだけコントロールできるようになっている。まあ、アムロ・レイだって、マニュアルを開いてちょっと見ただけでいきなりガンダムを動かしているんだから、似たようなもの。こっちの方が時期としては早いし。

弓教授に兜甲児が、兜博士の「遺書」を渡すと、そこにはドクター・ヘルと、古代ミケーネ人のロボットのひみつが書いてありました。古代の秘密ということにしておけば何でもアリだ。ドクター・ヘルは、ミケーネ人のロボットを再生させ、機械獣と名付けてやりたいほうだい。一緒に発掘に参加した科学者は全部殺されてしまい、逃げ延びたのは兜博士だけでした。ミケーネ人がそんなすごいものを持っていたら、すぐに世界征服だなあ。

とにかく兜甲児の操縦技術がまだ上達しないうちに、マジンガーZを潰してしまえというのがあしゅら男爵の作戦。機械獣が2つ揃ったところで、いっしょにマジンガーZを攻撃。この敵ロボット、「バトルホーク」の「怪人どくろ鎌」にそっくりだ。同じ永井豪ダイナミックプロ作品だから、それもあたりまえですが。

ろくに操縦ができないので、ガンガン攻撃を食らうのだが、兜甲児がもうろうとしている間に死んだ兜博士の幻が現れて孫を叱咤激励。マジンガーZはちょっとすすがついて灰色になっているだけで、ぜんぜんダメージなし。機械獣、まるで役に立ってない。マジンガーZの光子力ビームとルストハリケーンの一撃でおわり。弱すぎだ。

最後はドクター・ヘルの「全世界の人類を奴隷にするのだ。わはははは」というおことばでおしまい。機械獣は歯がたたないのに、ぜんぜん動じてない。

それにしても話はおもしろいが、作画は相当ひどい。まだ2話だから時間がなくてやっつけ仕事ということはないだろうと思うけど…。いかに革新的な作品とはいえ、1970年代のアニメはこういうものですか…。