電人ザボーガー 6話

電人ザボーガー」6話、「鉄骨ビルが消えた!」

建設中の高層ホテル(の骨組み)が一夜で消えてしまう。もちろんΣのしわざ。やっているのはΣのロボット、テッカーマ。しかしこれ、見た目は「ガンツ先生」そのものだ。放送はどちらが早いかというと、「がんばれロボコン」よりも、こちらの方がわずかに早い。それにしても見た目がそっくりすぎるよ。

このロボットが何をしているかというと、白い液体をかけて鉄骨を溶かしてしまい、シグマが鉄材を持ち去る手助けをしている。Σが鉄材泥棒?もう少し他にすることがあるのでは?中野刑事(きくち英一)は、「ユリ・ゲラーみたいですね」などとなつかしいネタを出している。

Σの鉄材泥棒の現場にかけつけた大門だが、Σの泥棒の秘密はテッカーマが鉄材の基部を溶かしているうちに、ヘリコプターで磁石をくっつけて構造物を全部持ち去るというもの。いやいやいや、そりゃムリですから。Σの計画は大門のおかげで失敗するが、大門も警察の指令を受信する通信機が仕掛けてあるメガネを現場に落として、Σに持っていかれてしまう。けっこうまぬけだな。

Σはさっそく通信機を利用して新田警部と大門を切り離し、テッカーマを爆弾替わりに使って、ザボーガーごと始末しようとする。テッカーマはじつは「メガトロン爆弾」で、その胸に仕掛けてある安全装置を外すと、20秒で爆発するのだ。こんなところでメガトロン様の名前を聞こうとは思わなかった。

釣り出された大門はミスボーグの体を触りまくって、通信機つきメガネを取り戻す。テッカーマはザボーガーにしがみついて自分で安全装置を外すのだが、かんたんにザボーガーに外されてしまう。あいかわらず弱いΣのロボット。ミスボーグはがっくり。博士はお怒りだ。

ナレーションにいわく、「この世界にしてはならないことが3つある。殺人、盗み、破壊工作だ」って。その3つに限定するのってどうかと思うが、これがザボーガーの三戒らしい。

この回から、次回予告のナレーションが悪之宮博士じゃなくなり、ナレーターが読むようになってしまった。博士のナレーション、おもしろかったのにがっかり。まあおはなしは相変わらずおもしろいのでいいけどね。