第58回日本伝統工芸展

「第58回 日本伝統工芸展」、広島県立美術館

例年通り、この展覧会が来たので、行ってきた。また最終日だ。実は、前の週、2月5日日曜日に、この展覧会関連で「ワークショップ 漆でマグネットをつくる」という催しがあり、参加希望を出していたのだがハズレ。けっこう人気なのだ。このワークショップには作品を持っている作家が指導してくれることになっていて、かなり行きたかったのだが…。

出品作家によるギャラリートークもあって、こちらは抽選ではなかったのだが、これにも行きそこねた。かなりトホホ。

今年の総裁賞は、金工。佐藤光男作、鋳紫銅花器「包」というもの。金工はどこをどう見ればいいのか、自分にはよくわからない分野なのだが、この作品も、ついている説明文を見てもどこが総裁賞なのかがよくわからない。こういうものが一番説明の必要なものなので、トークを聞かなかったのはそういう意味でも失敗。

今年はいつもちゃんと見ることにしているガラス工芸にそれほど好きなものがなく、その代わり人形に気に入ったものがあった。塩坂榮子作「朝稽古」は、中でも特に好き。