平清盛 3話

平清盛」3話、「源平の御曹司」

3話では、いきなり源義朝玉木宏)が登場。格好はショボイが、清盛の大事な引き立て役なので、それなりにいい扱い。それにしても、源氏は院の近臣に平伏して北面にしてもらおうと猟官運動しているのに、まったく相手にしてもらえない。史実だと源氏は摂関家の犬になっていたはずだが…。

一方、清盛はあっさりと北面に取り立てられることになるが、清盛は海賊退治やら何やら、やんちゃに明け暮れていて家に寄り付かない。しかし検非違使に捕まった郎党を清盛が牢から助けだしたおかげで、平氏はまずいことになる。忠盛は、清盛の甘えたやんちゃぶりを難詰するが、弟、忠正が清盛を平氏から放逐しろと言われても認めない。そりゃそうだろう。

いたたまれずに飛び出した清盛は義朝に馬競べを挑むがあっさり敗北。おまけに落馬。義朝に罵られた清盛は、一度は断ろうとした北面として院につかえることを決意して、鳥羽院のもとに現れる、というおはなし。

いちおうライバルになっている源氏には差をつけているが、それでもまだ昇殿もできない立場の平氏や、鳥羽院白河院に拾われた平氏を簡単に信用しないところ、鳥羽院と崇徳帝の確執、弟、家盛との微妙な対比などなど、後の伏線を確実に張っている。清盛はまだまだアホの子だが、何事にも落ち着いている父、忠盛と対比させてあえてやんちゃにしているようだ。来週が忠盛が「殿上の闇討ち」にされかかるところなので、そこに清盛をどう噛ませるつもりなのかがみもの。

この回が、呉市の田舎でやったとかいう、広島ロケが出てくるところらしい。まあ、瀬戸内海と言ったって、どこかわからないから、観光にはあまり役立ちそうもなし。まあ安芸守になるのはもっと後のことなので、この時点で無理やり広島にくっつけていたらおかしい。ここは後日待ち。